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テーマ:最近観た映画。(40131)
カテゴリ:映画の話
今年に入って忙しく、満足に映画鑑賞をしていませんが、今月は雨の日が多かったのでいろいろ見てみました。久しぶりの映画レビューです。おもしろかったもの、実ながら寝てしまいそうになったもの…。いろいろありますが、久しぶりに見るとやっぱりいいものですね。
失われた週末(1945年・アメリカ) 売れない作家のドンは重度のアルコール依存症です。兄や恋人の懸命の助けも裏切り、小金を手に入れては酒におぼれる毎日。ついには人様のお金にも手を出す始末。そんな自分に絶望して自殺を図ろうとするのですが…。見ている間、ドンがダメ人間に見えてなりませんでした。恋人のヘレンがあまりにも健気でかわいそうで。アルコール依存症を真っ向から描いた作品で、アカデミー賞作品・脚本・主演男優賞を受賞しています。監督はビリー・ワイルダー。 ★★★★☆ アラビアン・ナイト(1974年・フランス/イタリア) 美少年ヌレディンは市場で、売られていた奴隷のズルムードに選ばれて彼女を買います。好意を寄せ合う2人ですが、ズルムードはある日青い目の男に誘拐され、2人はお互いを探しているうちに数奇な運命に流されていきます。突然のストーリー展開に頭が回らず、考えても無駄なので、中東の美しい登場人物たちの映像を楽しむしかなかったです。 ★★☆☆☆ チルソクの夏(2003年・日本) 1977年夏、姉妹都市である下関と韓国・釜山は親善事業として陸上競技大会を毎年交互に開催していました。女子高の陸上部員・郁子は、この年、下関側選手の一人として釜山での大会に出場し、そこで同じ高跳び競技に出ていた釜山の高校生・安大豪と出会います。帰国前夜、安は戒厳令中にもかかわらず、郁子の宿舎まで会いに来てくれた安に郁子は淡い恋心を抱き、来年のチルソク(七夕)に再会しようと約束を交わします。しかしこの時代韓国人と恋愛は周りが許さなかったのです…。郁子の前途多難な恋を親友たちが応援する姿がかわいらしかったです。当時の流行歌などが流れていて懐かしいし、イルカの「なごり雪」の韓国語バージョンもエンディングに流れます。希望のあるラストがまたよかったです。 ★★★★☆ 婦系図(1962年・日本) 有名なドイツ語教授の財布をすろうとして彼に捕まるスリの少年・力は、その教授の書生として住み込み始め、自らも嘱望されるドイツ語学者として成功します。芸者のおつたを妻にし独立しますが、周りに好奇の目で見られ、2人は別れることに。まだまだ女性の地位の低かった時代の話で、芸者は娼婦扱いされており、それを嘆きながら命を落としていくおつたさんがかわいそうでした。力役の市川雷蔵の美しいことといったら…。 ★★★☆☆ 天使が隣で眠る夜(1994年・フランス) ある殺人事件に関わる2組の男性たちの愛情(?)物語です。賭博士のマルクスは少し頭の弱いジョニーという青年に出会います。最初はジョニーをわずらわしく思っていたのですが、行動をともにするようになります。一方初老のセールスマンのロランは、若い警官のミッキーに惹かれますが、ミッキーは何者かに撃たれて死亡。ロランは犯人探しをはじめますが…。この2組には接点があるのですが、それがわかりにくくて…。天使ではなく、私が眠りそうになりました。 ★★☆☆☆ プリンス・オブ・エジプト(1998年・アメリカ) 旧約聖書の主要人物のモーセを主人公としたアニメーションです。いうまでもない有名な話ですが、モーセが出生の秘密を知り、兄との葛藤や争いがドラマチックに描かれています。CGも見事で、人の動きなんて本物の人間のよう。最後の海が真っ二つに割れるシーンは圧巻でした。おもしろかったのですが、ただ、これを見た子どもたちはストーリーを理解できるのでしょうか…。主題歌をホイットニー・ヒューストンとマライア・キャリーが歌っています。 ★★★★☆ 季節の中で(1999年・アメリカ) ベトナム出身のアメリカ人監督によるベトナムを舞台にした映画です。4つの違ったエピソードで構成されていますが、見ていて違和感がないし、自然に次のストーリーに入り込めます。私は蓮の花摘みの少女と病に冒された作家のエピソードがいちばん好きです。 ★★★★☆ これで全部だよね、7月に見たのは…。この調子で映画セイカツを復活させようと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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