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テーマ:★☆沖縄☆★(2902)
カテゴリ:国内の旅
沖縄旅日記・その16(→今までのお話1、2)
沖縄を旅行する前にいちばん見てみたかったのが、今帰仁村にある世界遺産・琉球王国のグスクおよび関連遺跡群のひとつである、今帰仁城跡でした。なぜって?まず、「今帰仁」がなぜ「なきじん」というのか、その言葉がたまらなく気になったこと(いまだにわかりませんが)、それからガイドブックで見た今帰仁城の正門の写真がすばらしく立派で、気になっていたのです。 ここは私のリクエストで行くことになり、他の4人が気に入らなかったらどうしましょうとやや心配な私。しかし、目的地に近づくにつれて美しい海が目の前に広がるし、マングースは車の前を横切るわでテンションは上がっていきました。そして到着。 料金所の受付で猫ちゃんがお休み中。 今帰仁城(別名北山城)は、いつ誰によって築かれたかは不明です。発掘調査の結果で、13世紀始めには城造りが始められたことがわかっています。歴史に登場するのは14世紀の中国の史書で、この北山の地域は奄美大島を支配下において中国と貿易をしていました。しかし、中山の尚氏に滅ぼされ、北山としての歴史を閉じます。1422年以後は北部地域の監守の居城となりますが、1602年の薩摩軍の琉球侵攻により炎上しました。監守が住まなくなってからは御嶽として参拝者が訪れるようになったそうです。世界遺産に登録されたのは2000年12月です。 そして、憧れの正門へ。 これが見たかったんです、この平郎門が。ただ、現存するものは昭和37年に復元されたものです。両脇には門番が見張りをするための見張り穴がありました。 門をくぐって城跡に行くと、目の前には城壁と美しい海が広がっていました。 城壁は全て石(たぶん石灰岩)を積み上げられてできているんですね。重機のない時代によくこんなものを造ったな~と、遺跡を見るたびに感心します。私は中国へ入ったことがないけど、日本版ミニ万里の長城みたいだなって思いました。 周りには白いユリの花がたくさん咲いていました。気になる友人たちの反応ですが、気に入ってくれたようです。城壁と海だけでも絵になるし、ユリや石畳も風情があって絶好の撮影スポットですからね。ここはまた、梅の咲くころに来てみたいなって思いました。12月中旬以降でしょうか。 資料館も見学したかったのですが、みんな興味がなさそうだし、時間もなかったので引き返すことにしました。今帰仁城跡を出た途端、激しい雨と雷になりました。那覇への帰り道は、有名な観光スポットに寄って帰りました。 つづく♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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