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テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:映画の話
久しぶりに映画館へ行ってまいりました。ゴールデンウィーク以来です。なかなか映画館へ行ってまで見たいと思う映画がなくて、つい足が遠のいてしまいました。ポイントカードもなかなか数字がたまらないです。
でも、やっぱりジブリの作品だけは映画館で見たい!同じくジブリファンのフラウケといっしょに「ゲド戦記」のレイトショーを見に行きました。私たちは前にもいっしょに「ハウルの動く城」を見に行きました。監督は宮崎駿の息子ってことで、もちろん、期待でいっぱいです。 しかし、見終わった後の私たち、実はちょっとがっかりしていました。それはなぜ?これは私の主観なので、これから楽しみにして見ようって方は、以下はお読みにならないことをお勧めします。 最初はドラマティックなオープニング、何が起こるのかわくわくします。しかし、前半はかなり単調です。もしこれが自宅でDVDでも見ていようものなら、寝てしまいますね。これまでのジブリ作品は、最初からおもしろくていろんな展開があったし、たくさん笑えたのですが、見ていて意味がわかんないって感じでした。 まず、主人公の心の弱さ、死への恐怖の所在がわからない。急に切れたり、おびえたりして何がなんだかて感じでした。物語の背景もよくわかりませんでした。それから、ちょっと映像的に怖かったです。これは小さな子どもが見たら泣きます、きっと。私でもちょっと目を背けたくなりましたから。 フラウケもよくわからなかったと言っていました。それは彼女が決して日本語を母国語にしない外国人だからではありません。村上春樹の小説を日本語の文庫本で読む人ですから、彼女の日本語能力は相当なものですよ。私と同じレベルで意味がわからなかったってことです。 私たちは宮崎駿の劇画「シュナの旅」が好きなんです。もともとある原作と「シュナの旅」が原案に使われていたようですが、見終わってから2人で、 「う~ん、どこが『シュナの旅』?」 って首をかしげちゃいました。まあ、主人公の乗ってる動物とか、奴隷の売買のところかな~って思いました。 本当に悪いけど、感動したシーンがまったくないんですね…。残念。 あ、でも、好きなところもありましたよ。例えば、背景の絵の美しさ。異国情緒漂う町並みは、まだ見ぬ中東や地中海沿いの北アフリカの町を想像させられました。あんな美しくて混沌とした場所に行ってみたいな~なんて思いました。それから、声優陣が豪華ですね。主人公のアレン役の岡田准一、「ハウルの動く城」の木村拓哉よりはよっぽどよかったです。 ジブリの作品は何度も繰り返し見たくなります。大好きな「魔女の宅急便」はビデオ発売当初にすぐに購入して、何度も見ました。私の今までの人生に影響を与えた作品にもなっちゃったわけで…。でも、「ゲド戦記」は1回見れば十分かななんて思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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