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2007年10月03日
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カテゴリ:国内の旅
太宰府天満宮。ここは九州在住の方でなくとも、誰でもご存じでしょう。遠方の方でも、わざわざ受験の合格祈願に参拝されたことがあるのではないでしょうか。私も、大学受験の時に父がここを訪れ、お守りを買ってきてくれました。そんな「学問の神様」で名高い太宰府天満宮に10年ぶりに行きました。

今回は表参道を通らず、光明寺方面から行きました。表参道には大好きな梅が枝餅の店が並んでいます。私は昼に、大分名物「吉野の鶏飯」をこれでもかっ!ってくらい食べていたので、おなかいっぱい。それに、その日の晩は博多でデート(笑)。せっかくおごってくれるってのに、お腹は空かせていきたいでしょう。色気より食い気だよね、やっぱり。

ということで、太宰府天満宮に到着。太鼓橋・平橋・太鼓橋の三橋を渡ります。これは過去・現在・未来の三世一念の仏教思想を残すとか。

dazaihu_hashi.jpg

桜門。奥に見えるのが本殿。
dazaihutemmangu.jpg

それでは、たぶんご存じと思いますけど太宰府天満宮の歴史をちょこっとね。

この神社には学問の神様として知られる菅原道真が祀られています。道真は901年に藤原時平らの陰謀によって筑前国の大宰府に権帥として左遷させられ、903年に亡くなりました。その遺骸を都まで送ろうとしたのですが、大宰府から外れた所で牛車を曳いていた牛が動かなくなってしまいました。それはそこに留まりたいのだという道真の遺志によるものと考え、そこに墓が作られ、905年には墓所に廟が建てられました。道真の死後、京では疫病や異常気象など不吉な事が続いたため「道真の祟り」と恐れられました。これを鎮めるために919年に道真の墓所の上に社殿を建立しました。これが太宰府天満宮の始まりです。また、京には北野天満宮が造られました。

これは飛梅。
tobiume.jpg

飛梅とは、道真が京都から左遷されたとき、道真を慕って京都から飛んできたとされる梅でのことです。拝殿の手前に飛梅の古木があります。「東風(こち)ふかば におひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」という有名な歌はその伝説を詠んだものです。

私の祖父の実家(祖父は婿養子)は「菅(かん)」という苗字です。代々、菅原道真のご神体を守ってきた家なんだそうです。今は私のはとこが継いでいる家で、その為か、はとこ一家はとても賢いのです。私もその血が一滴でも欲しかったわ…(笑)。

大宰府天満宮は太鼓橋、桜門、社殿、飛梅だけではなく、みどろこ満載の場所でした。どこを歩いてもおもしろそうなものばかりでね~。黒田如水ゆかりの井戸とか、麒麟像とか、樹齢1000~1500年といわれる樟の巨木とか、どれもこれも見たかった…。今度来るときは、もっと時間に余裕をもって行こうと思います。

たった半日の太宰府小旅行なのに、4回も日記で引っ張っちゃいました。それだけ興味深くおもしろいところでした。ここはまたぜひ行きたい場所となりました。





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最終更新日  2007年10月03日 20時45分35秒
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