|
テーマ:京都。(6118)
カテゴリ:国内の旅
■秋の京都&奈良の旅-その4■(→その1、2、3)
京都は東山、八坂神社から清水寺に向かうとき、最初に通る道は「ねねの道」と呼ばれています。ねねとは、豊臣秀吉の正室、北政所であることはご存じの通りです。その道沿いの上方に、「ねねの寺」と呼ばれている高台寺があります。正しくは高台寿聖禅寺といい、豊臣秀吉没後、その菩提を弔うために秀吉夫人の北政所(出家して高台院湖月尼と号す)が慶長11年(1606)に建立したお寺です。寛永元年(1624)建仁寺の三江和尚を開山としてむかえ、高台寺と号しまた。造営に際して、徳川家康は当時の政治的配慮から多大の財政的援助を行なったので、寺観は壮麗をきわめたといいます。しかし、たびたびの火災にあって多くの堂宇を失い、旧持仏堂の開山堂と霊屋、傘亭、時雨亭、表門、観月台が現存、国の重要文化財に指定されています。 その高台寺の秋の紅葉のライトアップが、私の到着した日に始まったので行くことにしました。このお寺に来るのも初めてでした。 高台寺の正面です。 まだ青いけど、ライトアップもきれい♪ このお寺は見どころが満載です。ねねが眠る霊屋には秀吉とねねの像があり、見事な高台寺蒔絵が施されています。像の背景は、狩野永徳筆と伝えられています。ここの中は撮影禁止でした。秀吉の茶室だった傘亭は伏見城からの移築されたもので、千利休のデザインによるものだとか竹が放射状に組まれ、カラカサを開いたように見えるからそう呼ばれていますが、正式名称は安閑窟です。。お隣には時雨亭があります。ここも中は見れなかったし、夜なので真っ暗…。よくわかりませんでした。 方丈前庭。 ここでは光をふんだんに使った影絵のような催しが行われていました。なんとも幻想的で美しいのですが、ちょっとだけ昼間に見たかったかな。次回は昼間に行かねば…。 ライトアップの見どころは、やっぱり水面に映る観月台(重文)と紅葉ではないでしょうか。写真はきれいに撮れなかったけど、美しかったです。京都のお寺は三脚禁止の表示があるところが目につきます。この決まり事、けっこう好きです。三脚カメラマンは場所を譲らない人が多いから。 美しさが半分でも伝われば… 傘亭の下の竹林のライトアップもきれいでした。 ねねは晩年の19年間をこの高台寺で過ごし、すぐ近くにある塔頭、圓徳院で寛永元年(1624)9月6日、76才で亡くなられました。 次回は昼間に行って、もっといろんな場所をもっとじっくり見てレポートできたらなって思います。開山堂や庭園、昼間はまた美しいんだろうな~。 ところで、いろんな女優さんがドラマでねねを演じましたが、私は2000年のNHK大河ドラマで、草笛光子さんの演じた高台院がいちばん好きかな。このドラマは秀吉の死後からのお話でした。俳優陣が年配中心で渋かったですね~。 高台寺から見た八坂の塔。 つづく♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|