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カテゴリ:国内の旅
■秋の京都&奈良の旅-その7■(→その1、2、3、4、5、6)
実は、行こうかどうか迷ったのが東大寺でした。ここは5年前の奈良旅行でも訪れたことのある場所で、まだまだ記憶に新しかったのです。でも、せっかく近くに来たんだからやっぱり見ておこうと思い、行くことにしました。 以前は今でも残る奈良時代の建物である転害門(てがいもん)から入り、南大門から帰りましたが、今回は国立博物館方面から向かったので、南大門から入りました。今日は、その東大寺南大門のお話を…。 東大寺南大門。大きいですよ~。 高さ25メートルある東大寺南大門(国宝)は、重層入母屋造の門で、平安時代の962年(応和2)8月に台風で倒壊後、鎌倉時代の正治元年(1199)に再建されました。東大寺中興の祖である俊乗坊重源が中国・宋から伝えた建築様式といわれる大仏様(だいぶつよう、天竺様・てんじくようともいう)を採用した建築として有名です。大仏様の特色は、貫(ぬき)と呼ばれる、柱を貫通する水平材を多用して構造を堅固にしていること、天井を張らずに構造材をそのまま見せて装飾としていることなどが挙げられます。軸の組み合わせは下から眺めると圧巻です。 こんな感じです。 両脇にはおなじみの金剛力士像(国宝)が安置されています。これもものすごい大きさで圧倒されます。 阿形像(左)と吽形像(右) 肉体美あふれるこの木像は高さが8.4メートルあり、、運慶と快慶一門が仏師を率いてわずか75日で彫り上げられたといわれます。1988年から1993年にかけて造像以来初めての解体修理が実施され、像内からは多数の納入品や墨書が発見されました。それによると阿形像は大仏師運慶および快慶が小仏師13人を率いて造り、吽形像は大仏師定覚および湛慶が小仏師12人とともに造ったものであることがわかりました。阿形像と吽形像の位置が、従来の金剛力士像の位置とは逆なんだそうです。位置関係なんて知らなかったので、どうでもいいのだけど(笑) ここをあとにして、東大寺に向かいました。そのとき、じーっとしていて微動だに動かなかった鹿くんがかわいかったので、1枚。 って、どこへ行っても鹿だらけでした、はい。 つづく♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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