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テーマ:京都。(6116)
カテゴリ:国内の旅
■秋の京都&奈良の旅-その12■(今までのお話はこちらから見てね)
奈良を去り、京都に着いたのは午後4時40分くらいでした。私は京都駅からまっすぐ、京都国立博物館に向かいました。というのも、京都へ来てから地元の友人に、ちょうど今「狩野永徳展」が開催されていることを知らされたからです。こんなチャンスは滅多にないこと。3年前の京都国立博物館での「雪舟展」を見逃し、心から後悔しましたから。その晩のホテルにチェックインもしないまま、荷物を持ったまま、駅からひたすら歩いて行きました。 雨上がりの夕日、きれいでした~♪(博物館から) 閉館時間は6時、博物館に到着したのはちょうど5時でした。閉館1時間前だったので、並ぶことなく中には入れました。ただ、人気の作品はやっぱり人の山でした。係員さんも、作品の前に立ち止まらずに進むように指示を出していたけど、やっぱり立ち止まっちゃってました。だって、狩野永徳筆の「洛中洛外図屏風」(国宝・織田信長が上杉謙信に贈ったもの)なんて、最前列で見たい人は並んで待っていましたもの。私はその背後から鑑賞しました。その方がゆっくり見られましたから。でも、これはおもしろいので前でじっくり見たかったな~って気もします。 さて、「狩野永徳展」とはいえども、永徳のみならず狩野派の作品がずらりと並んでいました。狩野派の始祖は元信です。次代が永徳で、安土桃山時代の絵師として大活躍しました。信長の安土城、豊臣秀吉の大阪城、聚楽第などの障壁画を次々に手掛け、その画風は長谷川等伯や海北友松らの他派の絵師たちにも大きな影響を与えたといわれています。 作品は日本史の教科書や資料集で見たことのあるものばかり。先ほど書いた「洛中洛外図屏風」も素敵ですが、私はそれよりも「唐獅子図屏風」に圧倒されてしまいました。あんなに大きいものだとは思わなかったなぁ。本当、毎度思うんですけども、本物を見るってすごいです。絵を鑑賞していた男性が、 「これは金持ちだから描けるんだ。貧乏人には描けん」 って、奥さんらしき人に力説していたのがおかしかったな。その通りなんだろうけどね~。 本当、これを見られただけでも京都に来てよかったって思いました。常設展もなんとか間にあって、「能楽と美術」の平常展示も少しだけ見れました。 夜の京都国立博物館。 この博物館の建物(旧帝国京都博物館本館)も、表門、札売り場および袖塀とともに国の重要文化財に指定されています。特別展示に利用されているみたいです。 この2日目はとにかく歩いて、見て、本当に疲れました。夕食もコンビニ弁当を買いホテルで食事。そのあとテレビを見ながら寝転んでいたらいつの間にか眠ってしまいました。テレビの音にびっくりして目覚めたのが10時過ぎ。「エンタの神様」で、にしおかすみこの「ああああああああーっっっっ」の雄たけびで起こされちゃいました。ちょっと怖かった…。 つづく♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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