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テーマ:京都。(6117)
カテゴリ:国内の旅
■秋の京都&奈良の旅-その17■(今までのお話はこちらから見てね)
南禅寺の水路閣の奥の方に、最勝院という小さなお寺があります。入口が奥のほうだし、特に観光名所というわけでもないので、訪れる人はまばらです。しかし、私はこういう隠れ名所の方が好きなんです。なんだか得した気分になりません? 最勝院へ。風情のある小路。 最勝院は、最勝院駒道智大僧正という方をまつっているお寺です。駒道智大僧正は、摂政九条道長の子として生まれましたが、幼いときに比叡山にのぼり仏門に入り、天台仏教の深奥を極めました。後に三井寺の管長や禅林寺の住職をつとめ、晩年をここで過ごしました。文永3年(1266)に秘密の法力を使い、白馬にまたがり天空にかくれたと伝えられています。 鎌倉時代、亀山天皇が離宮を建てると、僧正をこの土地の鎮守として祀り、さらに禅寺を創建して南禅寺の基を開かれると僧正は御法神として祀られました。明治末までは南禅寺寺務所の地にありましたが、大正6年(1917)にこの地に移されました。 ということで、偉いお坊さんが祀られているってことですね。実は、このお寺の奥には「奥の院」もあり、僧正にちなんだ滝とかもあるらしいのですが、行っていません。なんせ、帰る時間を気にしつつだったものですから…(と言いながら、このあと更に3か所行ってるし…)。南禅寺は何度も来たいので、また次回にします。 このお寺の見どころは?って言われたら、やっぱり境内にある「縁結びの松」でしょうか。それは松と百日紅の木が一体化していることからそう呼ばれているのです。百日紅の木に松の種が落ち、そこから松の木が生えてきたそうです。百日紅は樹齢300年、松は100年といわれています。これはご利益がありそうだわ、ね。ちょっと怪しいカップルが(女性がえらい年上でした)、百日紅の木を不思議そうに見ていました。「ツルツルや~」なんて言いながらね。そりゃそうでしょ、百日紅なんだから…って、心で突っ込んでいた私でした。 小さいけど、ここのお庭もかわいらしかったですよ。松とかお庭の写真は、別のサイト(Facebookっていう、海外のSNS)に掲載予定です。楽天は容量が少ないのでね~。 つづく♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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