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テーマ:北九州の旅(24)
カテゴリ:国内の旅
小倉駅を中心に、ショッピングセンター、オフィスビル、官公庁でにぎわう小倉北区、その中心を流れる紫川のすぐそばに小倉城があります。小倉城を中心とした公園は、歴史と緑を堪能できる空間です。
小倉城はいつ築城されたのか、はっきりした年はわかりませんが、文永年間(1264年-1274年)に緒方大膳亮帷重が居城したのが最初だといわれています。この小倉城、城主が次々と変わっています。最初の緒方氏から、菊池氏→森氏(毛利氏)→細川氏→小笠原氏・・・と、1866年の第二次長州征伐で焼け落ちるまで、目まぐるしく城主が変わっています。 その中でも有名なのは細川忠興でしょう。関ヶ原の戦いの功名で豊前国を賜った忠興は、初め中津城に入城しますが後に小倉城に移ってきます。1602年から7年かけて、改易となった毛利氏の小倉城を改築し、そこに居城しました。この時城下町も整備され紫川で東西に二分し、西は主として侍町、東は町人や下級武士達の町として繁栄しました。また、小倉は九州各地に通ずる街道の起点として重要な地位を確立したのでした。 小倉城は第二次長州征伐で焼失したと書きましたが、それ以前の1837年に本丸御殿と天守閣は火災で焼けおちました。それ以後、天守閣の再建はされていません。明治維新後は陸軍の砲兵部隊が置かれるなどしましたが、1959年(昭和34年)に100年以上の年月を経て天守閣が再興され、内部は資料館として活用されています。 資料館は時間の関係で見ていませんが、次回訪れた際は、近くにある松本清張記念館とともに見学してみたいと思っています。緑も多く、木陰でくつろいだりお弁当を広げている人もいたし、のんびりくつろげる素敵な公園でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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