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テーマ:福岡へ行こう(251)
カテゴリ:国内の旅
福岡市博多区にある櫛田神社は、地元では「お櫛田さん」の愛称で親しまれています。7月の博多山笠、10月の博多おくんちの祭事ほか、5月の博多どんたくの松囃子の出発地点にもなっています。
櫛田神社の門。 櫛田神社の簡単な歴史です。神社の歴史は奈良時代に始まります。757年、三重県松坂にあった櫛田神社を勧請したのに始まるとされています。他には、平安時代末期、平清盛が所領の肥前国神埼の櫛田神社を、日宋貿易の拠点とした博多に勧請したという説もあるそうです。戦国時代に荒廃しましたが、1587年、豊臣秀吉によって博多が復興されるときに現在の社殿が造営されました。 本殿。 祇園祭の山笠がありました。実物はかなり大きいです。 そして、ここには縁結びの銀杏の木があるんですねー。 夫婦銀杏(ぎなん)といいます。博多では「銀杏」と書いて「ぎなん」と読むとか。秋になるとたわわに銀杏の実をつけるので、子種を増やすということから縁結びの霊木として崇拝され、願掛けも多いのだそうです。 霊泉鶴の井戸。湧水です。 霊泉鶴の井戸は不老長寿の命の水と崇拝されています。この鶴の後ろの掲示板にはこう書かれています。 「この霊泉をいただくには 一口目には 自分の不老長寿を 二口目には 家族の不老長寿を 三口目には 親類縁者の不老長寿を 心で念じながら三口でお飲みください」 なるほど…と思いつつ、飲みませんでした、私。のどが渇いていなかったので…。 この櫛田神社には他にも見どころがたくさんありそうでした。力士が力自慢で持ち上げた石や、「オッペケペー」で有名な川上音次郎の寄進碑など。中学生の頃、川上貞奴についての本を読んだことがあるので、音次郎の寄進碑をぜひ見たかったです。こんなとき、人と一緒の旅行はちょっと辛いね。一か所でゆっくりできないから。やっぱり、私には一人旅がいちばん向いている気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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