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テーマ:山口県(129)
カテゴリ:国内の旅
■山口・長門の旅・その1■
この間まで福岡散策日記なんて書いていましたが、ちょっと飽きた…。そのあと、唐津にも行ったけど、ちょっと九州の旅日記を離れて、しばらくの間、去年の12月に行った山口と長門の旅行記を書くことにします。 ・旅した期間…2008年12月12日(金)~14日(日) 山口と長門に行ったわけ。毎度おなじみなんですけど、TAOの長門公演を見るためです。最近の私の旅行のほとんどは、TAOの追っかけついでに行った先の観光地を周っている、そんなパターンがほとんどです、はい。TAOも旅行も好きなので、これぞ一石二鳥だねっ! 長門に直接行くのもいいけど、せっかくだから湯田温泉の中原中也記念館に行ってみたいと思い、最初の日は新山口(小郡)に泊まることに決定!大分からソニックで小倉まで行き、小倉から新山口までは新幹線に乗らず、ローカル線で行きました。1時間ちょっとだし、鈍行でのんびりも悪くない。以前、広島を行き来するときは、よく小倉から広島までローカル線でのんびり行っていましたから。 乗り換えの下関駅。 さて、電車が関門海峡を抜け、下関で乗り換え、その次の新下関から旅のお供ができました。私の座席の前におばあちゃんが座りました。そのおばあちゃん、私に電車の行先を確認したと(えーっと、おばあちゃんは地元民で、私はただの旅行者なんだけど…)、どうもお話し好きなようで、おばあちゃんの降りる駅までずーっとお話をされておりました。 こんな感じ。(お…おばあちゃん、ち…私) お:「奥さん、どこまで?」 ち:「(奥さんじゃないんだけど…)新山口までです。」 まあ、普通の会話だったのが、次第に… お:「日本はこのままじゃ滅びるよ。女性が子どもを産まなくなった。子どものいない国は栄えない。女性は子どもを産まなければ…云々」 ち:「(あ~、耳が痛い…)はぁ…」 お:「今の子どもは遊びを知らない。ゲームばっかりして。子どもは外で遊ばんと、しっかり育たん」 ち:「(うん、うん、それは一理あるね)はぁ…」 お:「お母さんはええよ~。私の母は94まで生きた。お母さんを想うだけで胸が熱くなる」 ち:「いいお母さんだったんですね~」 お:「あ、でも、お父さんはどうでもええんよ」 ち:「(苦笑)」 お:「ところで奥さん、旦那さんおいてきたん?」 ち:「(きたっ!)あ、私、独身なんですよ」 お:「でも、子どもさんはいるんでしょ?」 ち:「(へっ?)いえ、いませんよ」 お:「そうね(沈黙)」 ち:「はぁ…」 お:「(ホームの階段を昇る男の子を見て)まあ、見てごらん。あんな泥のくっついたような服を着て…」 ち:「(皮ジャンだよ~、おばあちゃん)はぁ…」 お:「私らが若いころはね、外に出る時はきれいな服装で出かけてたんだよ。今の若い子は格好がよくない」 ち:「(ジーンズにパーカーの自分を見て)はぁ…」 …と、おばあちゃんが降りるまで、延々とこんな会話でございました。私、ほとんど「はぁ…」しか言ってないけど、厳しい時代を生きてきたおばあちゃんだから、今の日本の将来を案じていたんでしょうね。特に、山口県は歴史に残る政治家をたくさん輩出した県でもありますしね。 こうして、電車は新山口駅に到着したのでした。 つづく… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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