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カテゴリ:大学で学ぶ私
さあこのキャッチフレーズ、いったいどこの国の保育園のコマーシャル? まず、アメリカ?という答が返ってくるかもしれませんね。 実は答は、中国です。 頭脳開発教育が今最も盛んな国は中国です。 しかも、公立園(幼児園、親子園)のものです。 対象の子どもは1歳から3歳まで! 内容は知能開発、感覚統合訓練、親子遊び 美術、音楽、頭のよくなるマッサージ、です。 先日の発達心理学会で南京師範大学教育科学院 の教授の報告の中で紹介されたものです。 2006年に70都市120機構設立された、早期教育センター のキャッチフレーズは「子どもに輝かしい人生のスタートを」でした。 6ヶ月から48ヶ月の子どもが対象で、音楽、芸術、科学、英語、感覚統合 の内容、毎日3万の家庭が参加しているんだそうです。 目を見張るような早期教育の内容!に、中国の中流階級の親たちが 競って子どもに受けさせてている今の状況・・・ 過去70年代~90年代で、0~3歳の乳幼児保育機関は衰退した・・・ (一人っ子政策により共働きの夫婦は自分の子を自分たちの子を 祖父母に預けるため保育機関は必要がなかった) ところが21世紀に入り、中国経済が急成長し、次世代一人っ子の父母 を対象に中央政府が「託幼一体化」をすすめ、豊かになった生活の中で 父母たちも子どもに知能を身につけたい、いい教育を受けさせたい、 ならば「スタートラインで負けたくない!」という意識が強くなった! 特に中産階級にその状況が見られているというもの。 中国は巨大な国、農村部はそういった状況は一部を除いて まだまだ、ゆっくりすすんでいるという・・・。 それでも今の経済発展と教育サービス事業はリンクしていて 経済発展のサインにもなっているという このまま、中国が国を挙げて、早期教育加熱状態を拡大していくと どうなるのか、・・・。 公立園は絶対数が少なく、政府の補助もおいつかない、 そこに民間業者が社会のニーズの高まりで機に乗じ 資源投入をするのだから、資金投入も日々上昇する ばかりの状況になるだろう・・と述べられていた。 ところで、日本でIT企業に勤務する中国籍の母親(シングル)が 一人息子を上海の幼児教育施設に通わせ、祖父母に預けて いたが、その子(5歳児クラス)をあえて、日本に呼び寄せた。 そのお子さんが4月から私の保育園に入園するので、 (ちょうど学会の前に)面接をしたところ、母親が 「中国は今頭脳教育が先行している、私は日本は心の教育をしていると 思っているので、子どもに日本の教育を受けさせたい」と話してくれた。 そんな単純なものではないと思うけれど、偶然にも?話がかみ合った。 上海の幼児園はアメリカの教育のスタイルを取り入れていた、とも話してくれた。 昨日、園に息子さんを連れて顔を見せに来園したが すでに片言の日本語で話をしていた・・・。 心の教育を受けさせる?つまり今の日本の普通の保育でいいということ? 彼の母は次世代の中国の母親意識の最先端というところかもしれない・・・
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Last updated
March 29, 2007 06:24:54 AM
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