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カテゴリ:子育て応援エッセイ
昨日夕方、園医にぜひ出てみて、と言われ
小児科の医師の研修会に参加してきました。 宴会場の入り口にずらっと並ぶ薬品会社のプロパーたちに 出迎えられて、何か場違いなところに来てしまった感じ、 一番後ろの椅子に腰が浮きそうなこそばゆい緊張感のまま座る・・。 関心があるのは、J大の小児科医師による 食物アレルギー児への治療のプレゼンテーション。 ところが、それほどの緊張感を全く忘れるほど、 そのプレゼンに引き込まれてしまった。 参加者は医師だけだったのに、聴衆を飽きさせないよう、 そこここに工夫がある。メモはとらないで見て感じてください、 必要な資料は自分のHPからダウンロードして使用して下さい、 今日はここひとつだけ、聴いてくだされば、 あとはなんとでもなる内容とのことで、難しい説明はほとんどなく、 私にもかなり分かりやすいていねいな話し方でした・・。 発表者の医師は臨床経験豊富で、検査データのみに決して偏らず、 実際の症状を照らし合わせてみて、食事制限の度合いと 薬(副腎皮質ホルモン剤)を使用することを決定する スケールを作られていた。 子育てを知らない小児科医のいう極端な治療は 親をストレスフルにするだけ、 そんな医師の一言で傷ついている母親も多いとのこと・・。 養育者の(母親)QOLの向上までフォローされている。 極端な食事療法をしないで、症状の出具合を見ながら、 湿疹が出ていれば塗り薬を上手に塗り、 きれいに治していく方法。 ある年齢に達すると症状が全くでなくなる、こともちゃんと見通しているので 母親に対して説得力があリ、安心感を持たせているのだと思う。 ほんものの臨床医だなあ・・・と思った。 昨日の講演会での特筆は三大アレルゲンの順位が変わったこと。 卵・牛乳・大豆だったのが、今は卵・牛乳・小麦・えびなどの甲殻類・果物・・・ 大豆は10位に下がったこと。 果物が4位に上がったのは果物の種類がたくさん出回るようになったためかもと。 そばやでうどんを食べたのにそばアレルギーの方がショックで 意識不明になった事例があるので、保育園ではアレルギー児の調理を 先にしてから他の給食を調理する、 あるいは全く別な調理台で調理して出すなど、 ルールを徹底して慎重に給食を作っている。 でもこれを母親一人では、本当にストレスフルだと思う。 発表したk先生、ぜひ母親たちにも講演して エールを送ってあげてください、と思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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