子どもの地平と保育(私の研究ノート)

NHK「すくすく子育て」という番組の中の

視聴者アイデア大賞で募集した「赤ちゃん「携帯泣き止ませ術」

が大賞になったことに対する意見を目にした。

泣いている赤ちゃんの顔を携帯ムービーで映して、

赤ちゃんが泣いているときに、その携帯の映像を赤ちゃん本人に

見せ、泣き止ませる方法が大賞をとり、そのことが

「携帯に子守」をさせることと同じだ、赤ちゃんの泣きに寄り添う

ことが大事なのに、と。

またその理由「人の顔に興味をもつ赤ちゃんの精神

発達の理論にかなってもいる素晴らしいアイデアだと説明されていた」

のにも驚き、ブームになりかねない、しかも出先で有効、

もうその方法を使ったという例まで出てきた、と言う内容

でした。

泣きをストレスに感じていたり、泣き止ませることに四苦八苦

している現実でもがいている方、多いのではないかしら？

泣きたいなら泣いて、と思うものの、

食事時などそうもいかず、そうかあ、こんな方法もって、

ふっと抜け出せる・・・そんな風に思えます。

泣き止んだ赤ちゃんもお母さんもほっとする様子も

なんとなく目に浮かびます。

私が子育て相談などを通して日ごろ感じていることですが

姑や近所のお付き合いもほとんどない今の子育て環境で

様々な「私流の工夫」をしながら子育てを前向きに

考えている姿、必死だったり、けなげな感じもしたり

私的にはかなり好感をもっています。

こういったアイデアが一般化すると考える、のなら

前に「伊藤家の食卓」ででたスーパーの袋は?

スーパーの袋のがしゃがしゃ、も確か胎児が母親の心音

を聞いているのと同じなのでは？などのコメントがどっかに

書かれていたように思います。

泣いている赤ちゃんに１００の方法という翻訳本がありましたが

その中には様々な方法が書かれています。

つまり外国も日本の親も「泣きに泣かされる」のです!

だからといって泣きばかりが全てではないし、日々そううまく

子育てできない現実で、正論で考えこんでいくと

ストレスから赤ちゃんをうざったい、とか、遠ざけたいとかの話しに

なりかねない

そんなことになるなら「携帯使って」というのもいっときの方法

になると思いますし

日常の生活の中でうまく工夫しながら育児ってまあまあ

楽しいよね、という言葉が出てくるくらいのところが

そこそこあれば・・と私は思いますよ。