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カテゴリ:小学生の読む本
たまに小学校の子を対象にした読み聞かせのお手伝いをするのですが、子どもって、いちいち読んだ言葉じりをとらえてはツッコミを入れるんですよね。特に、楽しい本はそうです。ツッコミというより思ったことが言葉になってもれ出てしまうという感じでしょうか。特に関西圏の子どもらということもあって、うるさい、うるさい。
前に「まよなかのだいどころ」を読んだという話を日記にかいたんですが、そのときの突っ込みもすごかった。こっちが笑いをこらえるのが大変でした。 1年生などは、特に心で思っていることがボロボロもれちゃいます。 ページをめくるたびに、「うわ、こいつはだかやん」「うわ、でかいかお」とか、いろいろなご感想がとびかいます。ほかには、マイペース型で「あんな、おばちゃん、この子な、落ちてきてけがしないん?」とか「ケーキてどうやってつくるん?」「つぎめくって」などなど、1対1の会話を仕掛けてくる子もいますし。 こちらがつっこみ入れたくなる内容ばかりで、冷静に読むのは一苦労です。 ストーリーのはじめに、夜中にどっすんばったん、うるさい音がするので、主人公が「うるさいぞー! しずかにしろ!!」とどなるところがあるのですが、地声の大きい私がそう言ったとたん、「おまえの声がいちばんうるさい(関西弁のイントネーションで)」というツッコミ。なんだとぉーと思いながらも、同時にナイスつっこみ!と思ってその声の主を見たら、自分の息子でした・・・。あーあ。 じょうずな読み聞かせやストーリーテリングをする方には、子どもたちも私ほどのツッコミは入れないようです。お話を聞かせる雰囲気がそなわっているんですね。 例えば、このお話会でストーリーテリング(本を読まずに語る)をされている方は、まずろうそくを持って部屋に入ってきます。そしてさりげなくお話ししながら、ろうそくにポッと火をつけます。すると、お話空間が生まれるんです。 そして、話が終わるとフッと火を消しておしまい。 まるで催眠術師のように上手にこころのスイッチを入り切りします。 すごいなあと思いながらそういうお手本を見ていますが、当面の間は、ツッコミ入れられっぱなしのおばちゃんでいいかなって思ってます。 これって、ある意味子どもとのコミュニケーションですしね。楽しいです。やんちゃな子どもたちのおしゃべりをしばらくはいっぱい楽しみたいと思っています。 「まよなかのだいどころ」ほか センダックの絵本 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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