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カテゴリ:小学生の読む本
しょっぱなに関係ない話なんですが、お祭りの縁日に子どもと行って、つくづく思うのは、呼び込みにだまされやすいということです。
とくに、クジ。必ず当たると思ってます。 息子「これ、どれでももらえる?」、お店の兄さん「おお、どれでも好きなもん持ってけ。・・・当たればな」、「おっシャー」。はずれ。兄さん「おしいなー、隣のクジやったかもしれへん」、「えっ! おっシャー」・・・持ってたお小遣い1000円。1軒目で消える。 つぎはプラスチックの「宝石」釣り。母に300円借金。兄さん「おお、ボク大きな手やなあ。こらいっぱいつかめるで」、息子「おっシャー」。計6個。兄さん「全部、持っててもええで」、「えっ!ありがとう!!」。 純真があだになり、サービストークにくるくる踊らされている息子を目の当たりに。 そこで、最近の私は、貸し出しのあと押しに、上記のようなテキヤ方式を取り入れてみることにしました。 子ども文庫の貸し出し日、返却された本は、とりあえず「今日返ってきた本コーナー」に置かれるのですが、本を戻しながら、「恐竜、返ってきましたー!」「迷路とオバケ、探してる人ーっ」「大人気、ウォーリーあと1冊~」などと言いながら棚に陳列してます。 すると、ウロウロしてた子が「ウオーッ」とか、「なにっ、迷路!」「恐竜、どこどこどこっ」とか口々に叫びながら集まってきます。 低学年は本当に呼び込みに弱い。 見事な踊らされっぷりに、かわいさ倍増です。 中でも大人気なのが「かいけつゾロリ」なのですが、これは本棚に置きません。「ゾロリ、返ってきました!」という声とともに、「わー、オレオレ」「あーん、わたしのー」とゾロリコールが湧き上がります。全部家にそろってるはずの●●君まで手を振りかざしてます。そこでジャンケンですが、先着2人くらいと決めてるとけんかになりません。 ゾロリがなくなると、また返ってくるまで、ゾロリ・ゾンビたちが「ゾロリどこー」「ゾロリないんかー」と部屋をウロウロさ迷い始めます。 実は子ども文庫にはゾロリが3、4冊しかないんです。 なぜかと聞いたら、ゾロリが人気なのはわかっているけれど、たくさん置くとほかの読んでほしい本を借りなくなるからというお話でした。 うーん。ほんとに子どもって、ほっとくと絵本やおすすめ本はかりないんですよね。 とはいっても、私などはきょうび、活字を読む気になるだけえらいなあと思うんですけど。 ゾロリもお気楽なマンガつきではありますが、ある意味ファンタジーですし、これがきっかけになって、絵のない本を手に取るかもしれません。人気の本目当てでもどんどん図書の部屋に来てもらうほうがいいように思います。 皆さんはどう思われますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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