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カテゴリ:幼児の絵本
登場人物のキャベツくんはその名のとおりキャベツの顔した男の子で、ブタヤマさんはやはりその名のとおりブタです。とてもわかりやすいキャラ設定です。
そのふたりが道端で出会います。ブタヤマさんは出会いがしらに「おなかがすいたから、キャベツ、おまえを食べる!」と言います。キャベツ君はあわてずさわがず「ボクを食べたらキャベツになるよ」と言い、キャベツ君を食べたブタヤマさんの想像図が空に現れます。「ブキャ!」と驚くブタヤマさん。 ではヘビが食べたら、たぬきが食べたら・・・と話は続いていきます。 キャベツくんの「こうなる!」とブタヤマさんの「ブキャ!」。これがいいんです。 そのうち役割分担ができて、「ぼくキャベツくんだから、お母さん、ブタヤマさんね。はい、ブタヤマさん」。息子には何の意図もないんだけど、ブタヤマさんと言われるとちょっとひっかかるものがあったり。。。 その後、ブタヤマさんが主人公の「ブタヤマさんたらブタヤマさん」にブームは移っていきました。これはまわりの見えないブタヤマさんが、うしろからいろいろなものがついてくるのに気が付かず、チョウチョを追いかけまわす話で、子どもは次々出てくるヘンなものにワクワク。 長新太さんの本は、どの本も、きめ台詞みたいなものがあるように思います。 キャベツ君の「こうなる!ブキャ!」、「ブタヤマさんたらブタヤマさん」、ほかにも「つみつみニャー」という本の「つみつみひとつ!つみつみふたつ!・・・」なんかが印象的です。 読む方も見るほうも楽しくって、言葉のやりとりが楽しめます。これぞ絵本のだいごみ!みたいな作品だと思います。 ぱっと見、かわいい絵とは全然思えませんが、小さい子は絵の美しさよりインパクトにひかれることって多いように思います。そんな絵本の代表がキャベツくんかなと思います。 「キャベツくん」 ★キャベツくん・ブタヤマさんの本★ ★長新太さんの本★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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