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カテゴリ:小学生の読む本
「ラチとらいおん」マレーク・ベロニカ いじめっ子、いじめられっ子。 どっちの子の親になっても、心配です。 やんちゃな子はどんどん突き進むエネルギーと勇気があるけれど、まわりが見えなくて、だれかをけちらしてしまうかもしれない。 おとなしい子はやさしくてものごとについてよく考えるけれど、相手や自分の痛みを考えすぎてだれかにけちらされてしまうかもしれない。 ものごとにはバランスがあって、どちらの際にいてもしんどいもんだと思います。 物語の主人公、ラチは、内を向いてるタイプの男の子です。 「せかいじゅうでいちばんよわむし」と書かれてしまっています。 ラチの夢は飛行士になることですが、勇気のいる仕事です。 でも、ラチは、犬が怖いし、暗闇が怖いし、ともだちさえ怖かったのです。 ラチは、強いライオンが自分を守ってくれたらいいのにと思うのですが、ある朝目覚めると小さな赤いらいおんがいて、ラチが強くなる手伝いをしてやると言うのです。そして、ラチとらいおんの修行の日々が始まるのでした。。。 ラチは強いライオンを求めていたのに、現れたのは、ちっぽけで何の力もなさそうならいおん。でも威勢だけはすごくいいんです。 わたしは、せっぱ詰まったラチの心の中からポンっと飛び出した勇気の結晶がライオンのように思えます。 ちっぽけだけれど、燃える赤い心を持ったらいおん。ラチの中にもちゃんと勇気はいて、ただ眠っていただけなんだと思います。 そして、らいおんに励まされながらやっていたことが、いつしか一人でできるようになっていきます。 うちの息子もラチの側にいる子かなと思います。 でも、親はいくら心配でも勇気をあげられません。息子が自分で赤い小さならいおんをみいだしていかなきゃいけないんですよね。らいおん、よろしくね。 ↓この本って、こんなにグッズがあったんですねー。 画像を探してアフィリエイトでうろうろしてたら、こんなに出てきました。
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