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カテゴリ:出来るようになったこと
3号は、7歳です。でも、重度の知的障害を持つ自閉症児です。 発語は11カ月でありましたが、あまり増えず 3歳くらいでは、お茶、ご飯、カレー、赤いリンゴ、いちご、みかんなど少しは言えていました。 4~5歳で「トトロのさんぽ」や片言ながらもCDの歌「シンゴママのおはロックやアイーんたいそう」をうたいだし、遅いナリにもポチポチ頑張っていました。 ところが、段々に言葉は消え今では一切言葉を話しません。
私が今まで一番辛かったのは、必死の思いをして積み上げて やっと出来るようになった事が、気がつくといつも出来なく(しなくなる?)なっていることでした
日々そんなこんなを、味わいながら昨日の出来事 私が車庫の掃除をしていたら「おばあちゃんちから廊下ずたいにやってきた3号」が私たちの玄関の網戸をガラッと開けました。 車庫で遊びたそうな顔をしています。 でも履物にこだわりのある3号は、「決まった靴しかはけません」(その靴はお婆ちゃんちの玄関で二時間ほど前に脱いで来ました) 「靴下も履かないと(こだわりの為)、靴が履けません」(やはりお婆ちゃんちでぬいでいました) 無理かな~と思いつつも3号に言ってみました。 「くつ履いて来て」 すると、ぱっと廊下をお婆ちゃんちの方に走っていきました。 しばらくまた車庫を掃除していると、パタパタと足音がします。 ふと顔をあげると、「満面の笑顔」で「ちゃんと靴下も靴も履いて」3号が走って来ました。 やった~3号、すごいじゃん~ 1号、2号では当たり前に出来た事 それをその百倍、二百倍、いえそれ以上の努力を重ねての出来事でした。 ただ、不安はいつもついてきます。 その努力もまた「しなくなる」のではないかと言う不安...
でも、「その出来事を今はとにかく喜ぼう!」そう思えた出来事でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.09.30 18:34:06
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