みなさんご無沙汰してます。
いつの間にか、大晦日になってました。
いろいろ忙しかったので、更新が遅くなってしまいました。 ここに遊びに来ていない間に、たくさん映画も観ました。
母がここ(実際、私が住んでいるところ)に来てくれるおかげで、
たくさん映画を観ることが出来るのですが、問題は感想や内容を忘れてしまうこと。
かなりうろ覚えの感想になってしまいましたが、
今後の映画鑑賞の際に、ちょっとでも参考になればと思います。
まず、一番はじめに観たのが、エドワード・ノートン主演の「ジ・イリュージョニスト」
ノートンが映画の題名のとおり、「ジ・イリュージョニスト」なのですが、
彼が演じるマジシャンのマジックがこの世のものとは思えないくらい、すごくて、
たちまち20世紀初頭のオーストリア、ウィーンにて話題になってしまいます。
しかし、彼には忘れられない悲恋の過去もあり、
そんな過去と彼の才能が絡み合って・・というのがあらすじです。
あまり話題にならなかったけど、話の筋もしっかりしていて、けっこう面白かったです。
ノートン以外の出演陣
(王室に仕える捜査官にポール・ジアマッティ、ノートンの相手役にジェシカ・ビール)も
なかなかに演技が上手で、見ごたえのある映画でした。
ノートンファン以外の方にも、オススメします。
今、アメリカで宣伝の量がすごいのが、ウィル・スミス主演の「幸せのちから」
前宣伝もすごいし、生活のどん底から這い上がった実在の人物のお話、ということで、
けっこう期待していたのですが、これはまあまあ(?!)といったところでした。
ウィル・スミスの子供役を演じていた、髪型が何ともいえない男の子は、
彼の本当の息子らしく、飄々としていて本当に可愛らしかったです。
お顔も、両親どちらとも混ざった感じで可愛かったです。
元気がない人に、オススメの映画かもしれません。
私がこの休み中に観た映画のなかでイチオシなのは「ブラッド・ダイヤモンド」
母が「今年のアカデミーはディカプリオ君を応援したいわ!!」と息巻くほど、
レオプーの演技はすごかったです。レオプーの演技もすごかったけど、
勝手に反乱軍に自分や息子を誘拐されて、
怒り狂うジャイモン・フンスーの演技もすごかったです。
アメリカ人のジャーナリスト役でジェニファー・コネリーも出演しているのだけど、
レオプーか、ジャイモンにアカデミー期待します。
演技のすごさにも圧倒されたけど、
実際、90年代(そう昔の話ではありません)シエラレオネで起きた、
ダイヤモンドを巡る紛争を知るだけでも、衝撃的でした。
この映画を観ると、ダイヤモンドなんて嫌いになります。(少なくとも、私はなった。)
実際にアフリカで起きている、虐殺や子供の誘拐も含む深刻な問題を扱っている、
という点では、まだ観ていないけど、「ホテル・ルワンダ」に似てるかもと思います。
ゴールデン・ウィークに公開されるそうです。
次になんとなく観てしまったのが"Man of the Year"
ロビン・ウィリアムス扮するトークショーの司会のコメディアン
(昨年度アカデミー司会のジョン・スチュワートと雰囲気は似てる)が
大統領選に候補することになってしまって・・というお話。
宣伝からして、ただのコメディかと思ったら、そうでもありませんでした。
意外な展開にびっくりさせられます。
出演陣もクリストファー・ウォーケン、ローラ・リニー、ジェフ・ゴールドブラムと
個性的で演技力があるひとばかりでした。
最初の方はあまり面白くなかったけど、1ドル50セントなら、悪くなかったかも
という感じでした。
安くレンタルされているときに、オススメの映画です。
彼氏がやけに大好きな映画
「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」は、
あまり興味がなかったのだけど、ものすごく話題になっているし、と思って観てみました。
単館系の映画館から始まったのに、いつの間にかセンセーショナルになってしまった
カザフスタンのリポーター、ボーラットの映画です。
アメリカのとんでもなく保守的な場所ばかりで珍騒動をわざと仕掛ける
ボーラットの行動、言動がアメリカンに受けているようです。
私も面白かったなーとは思ったのですが、ちょっと単純すぎて、
もう既に保守的なアメリカンがとんでもないことを知っている私には、
みんなが絶賛するほど、面白いとは思えませんでした。
同じ、アメリカのとんでもなさをバカにしている映画なら、
「チーム★アメリカ/ワールド・ポリス」や、
"Harold and Kumar Go to White Castle"の方が面白かったです。
アメリカンをバカにしたいときに、オススメの映画です。
クリスマスイブには、ベン・スティラー主演の「ナイト・ミュージアム」
を観ました。彼が演じる定職がない男(一応、パパ)が
ニューヨークの自然史博物館の夜間ガードの役を任され、
夜な夜な展示品のライオンやミイラが暴れ始めるというお話。
意外と話が一転二転して、面白かったです。
子供とキャーキャー見るにはいい映画だと思います。
ライオンや恐竜の骨が暴れるシーンは、けっこう迫力があるので、
映画館で観た方がいいかもしれません
母が帰る直前に観たのが、
マット・ディモンが国家に忠実に仕えるCIA捜査官を演じた「グッド・シェパード」
ロバート・デ・ニーロが監督/出演で話題の映画のようですが、
実際には彼はあまり出演してきません。
マット・ディモンはあのクソ真面目な役がぴったりでした。
アンジェリーナ・ジョリーが彼の奥さん役で出てきますが、
彼女もああいう役がぴったりなんでは、と思いました。
ブラピもあんな感じで誘惑したんだろうか、なんて余計なことを思ってしまいましたわ。
映画の内容はけして明るいものではないので、
元気がないときに観るのは、オススメできないです。
けっこう長いし、同じような身なりをした登場人物が多いので、混乱します。
あと、デ・ニーロの演技が見たいだけの理由で観るのも、オススメできないです。
出演しなさすぎなので。デ・ニーロファンの彼氏も母も、がっかりしていましたわ。
けっこうダメ押ししていますが、こういうハラハラものが好きなひとにはいいと思います。
映画館以外では、どういうわけか、ディズニーチャンネルで放映されていた
リンジー・ローハン主演の「ファミリー・ゲーム/双子の天使」と
「フォーチュン・クッキー」を観ました。
「ファミリー・ゲーム/双子の天使」はお子さまものだと思って、タカをくくっていたけど、
意外と夢中になっている自分がいて、びっくりしました。(笑)
リンジーがやけに子供っぽく見えたので、だいぶ前の映画かと思っていたのですが、
1999年度だから、そうでもないのですね。いつの間に、あんなに成長したんだ・・。
彼女が小さいときに離れ離れになった双子ちゃんの一人二役を演じています。
その双子ちゃんが離婚してしまった両親を再会させるというお話。
いろいろ騒動をしでかして、アメリカのワイドショーに追いかけられる彼女ですが、
昔からは演技はうまいのね、なんて思ってしまいました。
「ママにあえて嬉しい!!」って泣くシーンなんて、上手だったです。
とはいえ、「フォーチュン・クッキー」はやはり、
お母さん役のジェイミー・リー・カーティスの方が好演でした。
娘役のリンジー・ローハンと体が入れ替わってしまうというお話だったのですが、
高校生になりきったジェイミー・リー・カーティスがかなり上手でした。
スラングなどを使っても、かなり自然でした。もちろん表情も。
実はこの映画はずっと観たいと思っていたのですが、観てよかったです。
2006年度も、実生活もネット生活でもいろいろあった私ですが、
今年もどうもありがとうございました。
来年もぜひよろしくお願いします。
それでは、みなさんよいお年を!!!