みなさま、あけましておめでとうございます。
去年はいろいろお世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いします。
さて、とても簡潔な挨拶になってしまいましたが、
2007年最後にまた随分と映画を観てしまいました。
長くなりそうだったので、子供と一緒に見られそうな映画と
そうでもなさそうな映画の2つに分けて、感想を書くことにしました。
最初は、そうでもなさそうな映画のほうです。
「ラストキング・オブ・スコットランド」
2006年度、フォレスト・ウィテカーがウガンダの独裁者、アミン大統領を演じて、
アカデミー賞他を総なめした話題作。
彼氏と一緒に観たいね、とだいぶ長い間言っていたのだけど、
やっと観ることが出来ました。
最初はカリスマ性があって賞賛されたものの、そのうち独裁者ぶりと共に、
自分の立場に不利となる人々を虐殺している事実などがわかり、
窮地に立たされていったアミン大統領。
そんなアミン大統領から気に入られ、彼の補佐として特別扱いされることになるのは、
スコットランド出身で医学校を卒業したばかりのニコラス(ジェームス・マカヴォイ)
そんなニコラスも最初はひょうひょうとウガンダでの生活を楽しんでいたけど、
そのうち真実が明らかになって・・・というのが、あらすじ。
フォレスト・ウィテカー、かなり上手でした。
どんどん窮地に立たされていく感じがひしひしと伝わってきました。
ウガンダの歴史もちょっとわかったのもあり、かなり面白かったです。
声を大きくして、オススメします!!
「アイ・アム・レジェンド」
日本で公開されたようなので、知っている方は多いと思いますが、
地球上、最後に生き残った(のかな?)男のお話。
その男に扮するのは、ウィル・スミス。
この映画は賛否両論かな~り分かれているようですが、
私ははっきりいって、不可解なところが多すぎてダメでした。
私がバカなんだろうか、それとも映画の説明のしかたが悪かったんだろうか。
最後はあっとするような展開かもしれないけど、これは?あれは?って
かなり多くの疑問点が残る映画でした。
元々、とても有名な小説なんだろうで、かなりいろんなところをはしょってしまったんだろうなぁ。
でも、ウィル・スミスはかなり演技が上手でした。
地球最後の男のさみしさもよく描写されていたかな。
アクションが好きなひとにはオススメしますが、そうでない人はビデオでよいと思います。
興味がないなら、観なくてよいかもとも思ってしまいます。(ひどっ!!)
「バッドサンタ」
この映画は何度もしつこく観てしまった気がするのですが、
彼氏ママたちと一緒にまた観ました。
彼氏ママはこの映画が大好きで、「いつかみんなと観たい!!」と公言していたのでした。
サンタさんのお話ですが、ほんとに悪いサンタさんのお話なので、
お子様と一緒に見ることはオススメしません。
クリスマスの時期になると、ショッピングモールでサンタに扮して、
子供と一緒に写真をとるバイトをするウィリー(ビリー・ボブ・ソーントン)。
しかし、実はサンタのふりをしながら、デパートにある金庫のお金を盗むという悪いやつ。
そんな彼に、一人の太った男の子がまとわりついてしまって・・というお話。
もうとにかく、言葉遣いがお下品で、どれだけその言葉言っているんすか、と思わされます。
「こんなことで笑っていいんだろうか」と思わされる内容ですが、とにかく笑ってしまいます。
毒のある笑いが好きな方にオススメです。
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
日本でももう少しで公開されるそうですね。
ジョニー・デップ初のミュージカル映画です。
ミュージカル自体もかなり有名で、ミュージカル好きとしてはほのかに期待していたのですが、
名のある裁判官から妻を奪われ、偽の罪で投獄された
スウィーニー・トッド(ジョニー・デップ)のお話で、
復習に燃えた彼が、妻を奪った裁判官(アラン・リックマン)の関係者などの
のどをかみそりで切って、殺してしまい、
おまけにその死体は階下の肉屋の女主人(ヘレナ・ボナム=カーター)により、
人様に出される肉にされてしまう、という内容なので、とてもグロテスクでした。
Enough!!と言いたくなるほど、飛び散る血にみんな引き気味。
気持ち悪くなった人もいるんじゃないかな、と思うほどすごかったです。
血が苦手だったり、グロテスクなものが嫌いな方にはオススメできないかもです。
ジョニー・デップの歌声はなかなかでしたが。
「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」
実際に、ソビエト戦争時代にアフガニスタンをサポートしたことで有名になった
テキサスの下院議員、チャーリー・ウィルソンのお話。
その彼が、どのようにアフガニスタンをサポートすることになったのかというところに
話の軸が置かれています。
彼がアフガニスタンにしたこと(としようとしたこと)は素晴らしいと思われているけど、
実際の彼は酒飲みで女好きだったらしい。
初っ端から、裸の女たちとジャグジーに入りながら、酒を飲む彼。
その役があの人のよさそうなトム・ハンクスという配役には、ちょと違和感を覚えました。
母と陰陽を両方を兼ね備えてそうなロバート・ダウニー・Jrみたいな人のほうが
よかったんでないかねー、と語り合ってみました。
彼にアフガニスタンに行くように促したジョアン・ハーリング役にはジュリア・ロバーツ。
お金持ちなのだけど、ちょっと下品な感じがよく出てました。
実際もああいう人だったんだろうか。
彼に協力を頼むCIAエージェントがフィリップ・シーモア・ホフマンだったのですが、
彼がかなり演技が上手でした。
またゴールデングローブやら、アカデミーやら取ってもおかしくないかもしれません。
もうちょっとチャーリー・ウィルソンのことを知ってから、この映画を観たかったな~と思いました。
でも、歴史を知るという面ではオススメ。日本では5月に公開されるそうです。
最後の方のシーンで、今も昔も変わってないよということを監督は伝えたかったのでは、と思います。
「ザ・シンプソンズ MOVIE」
日本では、今公開中のようですね。
私はビデオで、おまけに彼氏のママたちと一緒に観ました。
2007年最後にこの映画って・・・。いいんだろうか。面白かったので、よしとします。(笑)
日本では、今までぴったりだったテレビのシンプソンズの吹き替えの人たちでなく、
映画版では所ジョージなどの有名人を使ってしまい、
ファンの間ではちょっと論議を醸し出しているようですね。
日本の「クレヨンしんちゃん」より毒があって、社会風刺もたくさん盛り込まれているため、
こちらは大人気のアニメ番組「シンプソンズ」の映画版です。
私は「シンプソンズ」よりも、社会風刺しているアニメものなら「キング・オブ・ザ・ヒル」の方が
好きなのだけど、このシンプソンズの映画版もなかなかに面白かったです。
主人公のとんでもないとーちゃん、ホーマー、この人ほんとにどうしようもないねぇと思いながらも、
ゲラゲラ笑ってしまいました。
アニメですが、言葉がお下品、そして下ネタが多少あるので、
お子様と見るのはオススメできません。
今、アメリカで過熱気味になっている話題、地球温暖化も風刺しているのもあって、
なかなかに面白かったです。
「バッドサンタ」同様、毒のある笑いが好きな方にオススメします。
子供向けの映画のまとめはこちらに書きました。
興味のある方は、のぞいてみてくださいませ。