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カテゴリ:人間模様
私の一番の仲良しさんはジャックである。 どうにも恋愛感情に至らない親近感と信頼感が心地良く 冗談のセンスもいけてるし どーのこーの言って、結構色んな事を話したりしてる。 私生活でつるんだりはしてないけど 仕事中クリスが留守の時は プライベートな話に花が咲く。 仕事関係の本音の部分とか愚痴とかも訴え易い。 付かず離れずのナイスな距離がとてもいい。 でも必要があれば必ず助けてくれる奴。 今年に入ってからジャックは、 1つ物件売る度に、プレゼントをくれるようになった。 スペイン語が出来ないから色々助けてあげるけど、 やってる事は全て仕事の一部だから 気を使うなよ...とは言ったんだけど ヤツは欧州人には珍しい 贈り物好き。 そして欧州人には珍しい 感謝の気持ち満載な性格。 今回は安い物件だったからコミッションも少ないし 無理するなと言ったんだけど それで「じゃあお言葉に甘えて」とは言わない。当たり前だが。 で、新しい知らない所を開拓したいってーんで、 私が作品を展示するレストランに連れて行った。 一歩入ってすぐ感激してくれました 「素敵な所に連れて来てくれて有難う!」と。 私がご馳走するのかと思って一瞬うろたえたぞ。 メインのウェイター、ウェイトレスとはすでに馴染みなので 和気あいあいと食事と会話が弾む。 今日もフォアグラ食っちまったぜ、 ここのはパイに挟んで出て来るのよ、旨過ぎ。 スターターとして、ジャックと半分こした。 デザートの前に隣のテーブルの可愛い女の子が来た。 「あの、画家の方ですか?」って。 「え?、あー、画家と言えるかどうか分らないけど、 絵は描きますが...???」 「やっぱり!」 どーやら彼女は2年前にこの町の違うレストランに展示されてた 私の作品を見て気に入って、 店長に聞いたら日本人だっていわれて...なんだそーだ。 しかし、それだけで東洋人見て声かけるか? きっと何かがピンと来たのだろうが。。。 「作風がとても好きなんです、サイトとかありますか?」 あちゃ~、Geocityの方は放置して全然更新してないので 仕方なく楽天の絵の方のブログ・アドレスあげて、 来月18日に展示するからって誘った。 ああ、驚いた。まるで有名芸術家じゃん私。 ジャックも「おお~っ、僕の友達の中で一番の有名人だ!」 「こんな風に一緒に食事してたら、雑誌にスクープ記事が載るぞ!」 と、一緒に喜んでくれた。 「今迄聞いた話を全部暴露して儲けてやる!」と。 それから、私の芸術活動が忙しくなったら ヤツが世界中のギャラリー等に売り込む マネージャー業を担当することで合意。 指切り(漢字で書くと怖いね)の代わりに握手で約束。 数千万~数億万円の物件扱ってる様な営業経験があって 更に信頼がおけるって人物は貴重なのだ。 作品持ってトンズラされたり、 売値を誤魔化されたりって、良くある話らしいからね。 まぁ、早くて5年、10年後は確実に必要になるから その間販売技術磨いとけ、と言っといた。 5ヶ年計画ですから、例の。 それからお手洗いに行ったついでに、 レストランのオーナーに挨拶した。 私が来月フリアンの個展に参加させてもらう千代丸です、と。 私と同年代の好青年で、なんだかとても気に入った。 何がと言われても困るんだが、 フィーリングが良かったとか、オーラの波長が合ったとか、 そんな感じに互いに興味津々なテレパシー飛ばしまくって ジャックを外に放っといて、可也長話しちまった。 本当はもっと話していられそうな位盛り上がったが、 とりあえず名刺を渡して席に戻る。 彼の名はトーステン。ドイツとエジプトのハーフだって。 私好みの妙なミックス、丸子然り。 これから展示会に向けて ぐいぐい お近付きになって行こうと決意。 決まり手は張り手って勢いで、押し出しより切りで場外乱闘に持ち込もうかと。 もしかして、これは恋? (↑どんな恋だよ↑) あぁ、日常に密着していないお気に入り君が出来て嬉しい。 ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ジャックはこーいう「おはよう」メールを送って来たりするかわい子ちゃん。 伝言のメモとかも、挿絵付きでやり取りする 女学生のようなアタイ達さ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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