[Subasta]
Subasta / オークション
by chipie
一週間遅れで
チャリティー・オークション
事後報告。
さすがチャリティー
事前の打ち合わせもなく
突然ステージに上げられ
300人の客席から
手を上げた人を見つけ
司会者に教える
...
と言うお役目を
チャリティーだから
断れず
2時間ぶっ続けで
足を棒にして
果たさせて頂きました。
右から2番目の
赤いジャケットが
アタイです。
右は師匠の娘で
同じく断れずに
労働させられ仲間。
司会者は
スペインで
トップ5に入る
有名舞台劇作家
↑
名前忘れたけど
この様に
この妙なオークションは
私の様な無名作家から
師匠その他の有名作家
単なる普通の一市民から
政治家、銀行の支店長
有名人
全てが平等混合参加。
っつーか
こだわりが無さ過ぎて
緊張感に欠けて
人間臭い集まりでした。
そして
私の絵は
160ユーロで落札
(約2万5千円)
知らない人達が
競ってまで
この絵を手に入れようとしてくれた
...
感慨深いねぇ~
売れなかった作品も
何点かあったし
値上がりしなかったモノも
何点かあった
そんな中
とても嬉しい
結果であります。
師匠の絵 700ユーロ(約11万円)
師匠のお兄さん、アントニオの絵
240ユーロ(約3万8千円)
アントニオは
師匠を絵の道に引き込んだ犯人で
やっぱり絵だけで暮らしている
っつーか
絵でしか暮らした事の無い、
幼い頃から
絵だけ描いて生きて来た、
そんな
プロの画家さんです。
市に頼まれて
美術館で
絵画教室の先生もやってます。
お友達、ガラの絵 160ユーロ(約2万5千円)
お友達、マリア・アントニアの絵
800ユーロ(約12万6千円)
このマリア・アントニア
彼女はスペイン期待の
若手作家の1人で
幼い頃から師匠の元で絵を学び
国費でイタリア芸術留学し
以来
ありとあらゆる賞を総なめにし
まだ20代だというのに
絵だけで多忙且つ
悠々自適に暮らしている
天才少女なのでございます。
毎日必ず
7~8時間は創作に費やす
プロ意識の高さには脱帽。
努力する天才は
さすがに違う!
後は
ジュディー・オングの
肖像画を描いたとかで
日本で有名になった
ホワキン・トレンツ・リャドの
一番弟子だったマルティーナも
参加してたよ。
ちなみにアタイ
リャドの学校に数ヶ月通った事があるが
そこではなく
マルティーナとは
知人を通じて親しくなり
数ヶ月
彼女の営む
小さな町の小さな絵画教室に
通った事もあります。
リャドと一緒に
モナコのカジノの
フラスコ画手掛けた人なんだよ。
普段改めて
考えてみた事も無かったが
ワタクシ
物凄い芸術家達と
親しくさせて頂いております
...
彼等に共通してる所は
皆有名天才画家なのに
物欲・名誉欲が欠片も無く
己の名誉におごり高ぶる事無く
子供が熱中して遊ぶ様に
ただ
楽しんで創作している
そして
知識の出し惜しみをせず
欲する者には
どんどん与え
文化・芸術に無関心な者とも
分け隔てなく付き合う
普通の
町の
おじさんオバサン
...
私もね
有名にならなくてもいいから
絵だけで食って行けたら
それでいいと
思える様になりました。
「世界を目指す」
とか
「上を目指す」
とか
外から見た基準や評価ではなく
自分が
「これでいい」
と
思えるのを基準に
ほのぼの
楽しくやって行きたいな~と
切実に思う次第でございます。