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カテゴリ:災害・防災
今回の北関東および東北における台風18号に伴う水害に関して、各機関が迅速な対応を見せている。
地理空間情報系について備忘録的にまとめてみた。 国土地理院「台風18号による大雨等に係る情報」 UAVによる撮影と現地調査を実施し、被災地周辺の標高段彩図、被災地周辺の治水地形分類図、UAVにより撮影された動画を公開している。 また、11日には航空機による斜め写真撮影が実施され、その成果も公開されている。これを基にした推定浸水範囲も作成・公開され、必要に応じてアップデートも行われている。 いずれも迅速な対応。 内閣官房:平成27年台風第18号による大雨等に係る被災地域の加工処理画像等について 情報収集衛星画像に基づく加工処理画像の公開の考え方に基づき、被災地域の加工処理画像等を公表している。解像度は落としてあるはずだがかなりクリア。 国土交通省関東地方整備局:台風17号および18号(風水害対応) 鬼怒川破堤地点付近の動画および静止画を公開している。 Yahoo!地図が北関東豪雨被害地域の「道路通行実績情報」を公開 本田技研工業から道路通行実績情報の提供を受けて、「通行できた」道路をYahoo!地図上に青色の線で表示している。 Google災害情報マップ 災害情報などを集約する「Google クライシスレスポンス」のサイトで鬼怒川付近の航空写真と自動車通行実績マップを公開している。 パスコ:台風18号豪雨災害 斜め写真と光学衛星「SPOT 6」で撮影された衛星画像を公開している。 国際航業:【速報】平成27年9月 台風18号豪雨災害 茨城・栃木の被災地の斜め写真を公開している。 朝日航洋:H27台風18号に伴う大雨による鬼怒川決壊状況 鬼怒川破堤地点周辺の斜め写真を公開している。 日本スペースイメージング:平成27年台風第18号による大雨等に係わる被害ついて WorldView-3衛星により茨城県常総市の緊急撮影を行い、資料を公開している。 OSM:平成27年台風第18号による大雨等災害 ボランティアによる茨城県の被災地周辺のクライシスマッピングが始まっている。 現時点ではいずれも速報的対応であり、今後画像による解析や現地調査等が進むことで新しい情報がアップデートされていくと思われる。 特に現時点では地上からの情報が少ないため、今後の調査が待たれるところだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.09.12 03:00:40
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