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2015.09.24
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カテゴリ:災害・防災
昨年9月の御嶽山噴火災害を受け、日本火山学会は22日までに、初の登山者向けパンフレット「安全に火山を楽しむために」を作った。国内に110ある活火山のリストや噴火の種類の解説などを掲載。登山前の情報収集の大切さを訴えている。27日に富山市で始まる学会の秋季大会で公表後、学会のウェブサイトで自由に印刷できるようにし、火山の麓の自治体などで使ってもらう。

110火山を直近の噴火時期とともに地図にまとめ、作家深田久弥の「日本百名山」のうち32山が活火山だと紹介。ほかの火山にも「人気の高い名峰はたくさんある」とし、登ろうとする山が火山かどうか確認するよう求めた。

火山ガスによる死亡事故例もまとめ、「火山ガスは空気より重いため谷筋や窪地(くぼち)にたまりやすい」と説明。噴火に遭った場合は火口から離れるよう求め、火砕流が下る恐れがある谷筋には行かないよう呼び掛けた。噴石には「建物や岩陰に隠れることも有効」とし、ザックも盾のように使えば身を守れる―とした。

日本火山学会は御嶽山噴火後の昨年11月、福岡市で開いた秋季大会で緊急防災シンポジウムを開催。登山者自身が火山の危険性を認識するための取り組みが必要との意見が出て、パンフ作成につながった。まとめ役で学会理事の万年(まんねん)一剛・神奈川県温泉地学研究所主任研究員は「登山者に押さえてほしい基本知識をまとめた。多くの人に活用してほしい」と話している。


(信濃毎日新聞より)
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火山学会が直接登山者向けパンフレットを作ったのは驚き。

学会による編集だと敷居が高いようにも感じるが、昨年の御嶽山の噴火を受けて登山者の間でも火山への関心が高まっていることを考えればこのタイミングで出すのは効果的かもしれない。

実物を見ないと案とも言えないが、記事の内容からはかなり期待できそうな出来。
これは登山者ならずとも必読でいいかもしれない。
せっかく作ったのだからなるべく多くの人の目に触れて、使ってもらえたらいい。





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Last updated  2015.09.24 02:41:50
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