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2016.06.14
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カテゴリ:地図
慣れ親しんだ世界地図の「ウソ」を教えてくれるアプリ(wired.jp)

メルカトル図法により人々が誤解しがちな各国の面積を比べるアプリの紹介記事。
世界地図の定番ともいえるメルカトル図法は高緯度ほど拡大して投影されるため、面積を比べるのには適さないということは学校でも習ってきた。
グリーンランドがめっぽう大きく見えるのは、常にメルカトル図法の象徴のように紹介されてきた。

このアプリ自体はなかなか面白い。
任意の国、例えば日本をドラッグして移動すると、その場所に応じた大きさと形にリアルタイムで変化する仕組み。
図法の学習の中でメルカトル図法を説明する際に便利に使える。

アプリはともかく、記事のタイトルがメルカトル図法について、世界地図の「ウソ」と表現されているのは気になる(翻訳の問題もあるが)。
これは地図の「ウソ」ではなく「特性」と教えるべきだろう。
現実の大きさとは違うとしても、あくまでも投影の結果であるわけだから「ウソ」ではない。

メルカトル図法を「ウソ」というならば、球面である地球を正しく平面に表現できる投影法がない以上、すべての図法がウソということになってしまう。
現在、メルカトル図法の良さが再認識されている。
シームレスに世界を繋ぐことができるため、タイル配信のweb地図に向いている点がそれだ。

地図は図法によりさまざまな特性があり、目的に応じた図法が使われることが大事。
なので「ウソ」という表現が気になった次第。





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Last updated  2016.06.14 03:11:35
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