ちずらぼのちずらぶ

Yahoo!天気・災害、河川の増水や氾濫から身を守るために役立つ新機能「河川水位情報」の提供を開始（ニュースリリース）

ヤフーが気象情報サイト「Yahoo!天気・災害」において「河川水位情報」の提供を開始した。
現在地に近い河川の「注意」「警戒」などの情報や、10分／1時間ごとの観測所の水位の変化を危険度に応じて色分けされた記号などを用いて地図上やグラフで分かりやすく表示する。

このサービスはYahoo!JAPANがアジア航測と連携して、気象庁の情報と国土交通省や地方自治体のオープンデータを合わせる形で地図上に表示した独自の情報を配信するもの。

ヤフーではこれまでも、ゲリラ豪雨等への対応という形で、リアルタイムに雨雲の動きを見られる「雨雲ズームレーダー」などの機能を提供してきており、ユーザーに好評価を得ていたが、今回提供される「河川水位情報」は、氾濫等の被害に直結しやすい河川の危険度を迅速に伝える、より踏み込んだ情報提供といえる。
また、アジア航測とのコラボにより独自情報として配信する点も非常に意欲的。

日常的に利用しているヤフーのサービスの延長線上でこうした防災情報が見られるように工夫されている点は評価されて取組。
とりわけ河川水位情報については、これまで（自治体や報道の防災情報として使われてはいたが）河川事務所等のサイトに積極的に見に行かなければならなかっただけに、ユーザーにとってより身近な情報になることが期待できる。
後はユーザーサイドがこうした情報をどれだけ有効に利用するか。
そこが一番難しい部分でもあるのだが。