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カテゴリ:災害・防災
イタリア地震、73人死亡 多数が倒壊建物の下敷きか(朝日新聞)
イタリア中部の都市ノルチャ近郊で24日にM6.2の地震が発生、日本時間23時30分時点で73人の死者と多数の行方不明者が出ている。 イタリアでは2009年には今回の地震の震源から約50km南のラクイラでM6.3の地震が起きており、309人が犠牲となっており、その際には直前に群発地震が発生しており、本震発生の数日前に大地震につながらないとした国家委員会の科学者たちの発表をめぐって裁判に発展し、一審で有罪となったことで話題になったことが記憶に新しい(その後二審で無罪となった)。 ノルチャもラクイラもアペニン山脈に立地しており、アフリカプレートとユーラシアプレートが衝突する地域であることから活断層も多く、地震が発生しやすい環境とされる。 ただし地質構造は複雑で、単純なプレートの沈み込みなどでは説明できないともいう。 また、イタリアの本土とサルデーニャ島やコルシカ島の間には背弧海盆であるティレニア海盆があり、徐々に拡大しつつあることも影響を与えている。 イタリアは火山国でもあり、日本と似ている点が多い。 地震が少ない他の欧州の国と比べるとイタリアは地震への危機意識も高く、地震速報サイトもある。 それでも日本ほどの対策はされておらず、耐震も万全とはいえない。 犠牲者が増えないことを祈りたい。 Classificazione sismica dell'Italia 2014 <Creative Commons:Attribution-NonCommercial-ShareAlike 3.0 Unported (CC BY-NC-SA 3.0)> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.08.25 02:34:34
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