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カテゴリ:災害・防災
第1回防災推進国民大会 大規模災害への備え~過去に学び未来を拓く~
8月27日(土)・28日(日)の2日間、東京大学本郷キャンパスで第1回防災推進国民大会が以下の要領で開催されている。 日時:平成28年8月27日(土) 10:00~17:00 8月28日(日) 10:00~15:00(一部16:30) 場所:東京大学 本郷キャンパス(安田講堂、山上会館、小柴ホール、理学部1号館・4号館) 主催:第1回防災推進国民大会実行委員会(内閣府、防災推進協議会、防災推進国民会議) 趣旨:我が国の防災力を高めるには、政府によるハード・ソフト両面の対策に加え、国民の防災意識の向上、避難行動の定着等を図ることが重要です。そこで、国民各層の多様な団体・機関等が一堂に会し、防災に関するシンポジウムや展示等を行う「第1回防災推進国民大会」を以下により開催します。これにより国民一人一人、地域レベルでの防災意識の向上等を図ります。 スケジュール詳細はこちら。 また、出展についてはこちら。 防災推進国民大会、通称ぼうさいこくたい(防災国大?)ということで今年が第1回の開催。 今後恒例行事として続いていくかどうかは今回の結果次第というところかも知れないが、こうし「防災フェス」的な催しが定期開催されるとすれば、それをどう利用するかは思考錯誤が必要としても、一定の効果はありそう。 そのためには続くための工夫も必要かな、という気はしている。 今回の開催についても、防災関係者などには周知されていると思うが、広く国民に知られているわけではない。 市民が直接会場に足を運ぶようになれば一番いいが、そのハードルが高いとしても、こうした行事が開催されていることはもっと広報すべきかもしれない。 その点を考えれば、首相には列席して欲しいところだが。 また、今回の主催者の一つでもある防災推進国民会議には、防災に関わるさまざまな学会が連携する「防災学術連携体」も名を連ねており、連携体の管轄するシンポジウムも開催される。 関連学会が多数並立することからも分かるように、学術分野は専門分化が進んでおり、他の専門の活動についてはあまり分からないまま議論が進むといういわゆる縦割りのような状況になっており、その解消は防災における課題になっている。 元来防災の対象分野は広く、自然科学や工学、人文科学、経済、医療など、専門分野の枠を越えて総合的・持続的に取り組まなければならない。 こうした異なる分野との交流や情報共有を平時から活発化させる意味で防災学術連携体が設立され、活動をしている。 こうした取組についても、もっと紹介されていい。 ともあれこの防災推進国民大会が「防災フェス」として恒例行事化するためには国民への周知は不可欠。 また、意味のあるイベントとして継続することを考えれば、「ぼうさいこくたい」の名のとおり各都道府県で毎年持ち回り開催にしてはどうか。 いわゆる国体の開催が(諸問題はあるとしても)各都道府県のスポーツインフラの整備に寄与したことを考えれば、防災国体が開催される都道府県で耐震化等も含めた防災インフラの整備が進んだり、ソフト面でも意識が向上したりという効果がある程度は見込めると思うのだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.08.27 13:34:16
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