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カテゴリ:地図
無料で公開。ナショジオが大量の紙地図をPDFにデータ化(BIGLOBEニュース)
ナショナルジオグラフィックがアメリカ各地の紙地図をPDF化して無料で公開しているという記事。 公開されている地図は経度・緯度各7.5分の区画ごとにPDF化された縮尺24,000分の1の地形図。 サイトで地図を拡大すると、区画ごとに赤いマーカーが現れ、これを選択することでその区画の地図がダウンロードできる仕組み。 地図はアメリカ地質調査所(USGS)によるもの。 本来は大きなサイズだが、PDFは家庭でのプリントを想定して1ページに収まる区画全体の地図と4ページの詳細な地図に分けられている。 記事はアナログ地図の良さに注目してくれていて、それ自体はありがたいこと。 その一方で、アナログ地図のPDF化による無料提供が広がることで、Web地図サービスに続きアナログ地図までが無料公開されることで地図の対価がますます失われていく現状を手放しでは喜べない複雑な気持ちがある。 ビジネスモデルは時代に合わせて変わっていくものだとしても、「対価」という概念が薄れていくことで、モノや技術、さらには技術者に対する敬意(消費社会にそんなものは不要という意見もあるだろうが)までもが薄れていくことになるのではないかという懸念が消えない。 (ちなみにWeb地図サービスでは印刷利用には制限を設けているケースも多い) もちろん、自由に使えることで地図の利用が広がるという点では歓迎だ。 この危機感が杞憂に終わればいいのだけど。 ナショナルジオグラフィックの地図サイトはこちら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.08.28 11:15:52
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