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カラダとお財布にやさしい!ロンドンの地下鉄マップが駅同士の距離を“歩数”で表示(IRORIO)
ロンドン市内を走る地下鉄(London Underground)のマップがリニューアルされ、地下鉄を使わずひと駅歩いた場合の歩数が表記されるようになった。 2駅間のおおよその距離や所要時間を知ることができると評判になっているという。 確かに地下鉄というのは地上を走る鉄道に比べると案外ブラックボックスで、視点から終点までかなり複雑な経路をたどるケースが多い。 東京を例にとれば、丸ノ内線で新宿から池袋まで行くことは可能だが、実際には大回りをするため、その2駅間で利用する人はあまりいないだろう。 ルートが複雑に曲がりくねっていれば、なかには地下鉄に乗るよりも歩いた方が早いというケースも多い。 また、隣接する2駅を乗る場合でも、都市部の地下鉄の駅間距離は比較的短いことに加えて、現在位置によっては、ホームまでたどり着くまでのそれなりに時間がかかるケースもあるわけで、盲目的に乗ることが必ずしも便利であるとは限らない。 ロンドンでは市長と交通局が協力することでロンドンが世界で最も歩きやすい街になるようにと想いを込めてこのマップを作ったとか。 公共交通の経営はどこも楽ではないが、やみくもに地下鉄利用者を増やそうという方針でないのは感心する。 (公開されているマップの種類が多いことにも驚かされる) そもそも路線図というのは、当該鉄道会社についてのみ記載されていることが多いが、人の移動は点から点であり、必ずしも当該鉄道会社の駅を基準とする必要はない。 他の鉄道路線やバス路線、あるいは徒歩など、さまざまな選択肢の中から適切なものが案内されるのが理想である。 特に「徒歩」についてはもっと考慮されていい。 人が歩けば、場合によってはその沿道の店が潤うことになるかも知れない。 あるいは街の魅力に気づきやすいという面もあるかも知れない。 ロンドンと東京で事情は違うかもしれないが、2020年に向けて「徒歩」という移動手段を見直してみるのもいいのではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.09.20 00:02:29
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