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カテゴリ:地図
地図製作販売のセイコー社(松山)廃業(愛媛新聞)
独自の住宅地図である「はい・まっぷ」の製作・販売などを手掛けていたセイコー社が8月末で廃業した。 同社は四国唯一の地図専門会社だったが、現在自己破産申し立ての準備を進めており(負債額は約4億円)、9月中に松山地裁に申請する予定だという。 同社の代理人弁護士によると、インターネット地図の普及から紙の地図の需要が激減してここ数年は赤字続きで厳しい経営経営を強いられており、受注回復の見込みもないことから、8月31日付で営業を停止、パートを含む従業員9名を同日付で解雇したという。 9月に入ってからたまたま同社のホームページを見る機会があって、「What's New」のところに8月31日付けで「本日をもって廃業いたします」との記載があり衝撃を受けた(現在はホームページも閉鎖されている模様)。 まさか最後の「What's New」が廃業のお知らせとは… セイコー社は住宅地図でその名を知られていたが、独自コンテンツ、まして住宅地図となれば維持更新の負荷は莫大だ。 こうした地図の維持更新の負荷はユーザーにはなかなか見えにくい部分でもある(ましてネットで地図はタダと認識されている昨今では尚更)が、多くの地図会社はこうしたジレンマと日々対峙しているわけだ。 モバイルデバイスの爆発的普及で地図利用者は飛躍的に増加している一方で、ほとんどの中小の地図会社が苦しい経営を強いられている現状は何とも皮肉なことである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.09.22 15:09:19
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