|
カテゴリ:災害・防災
【群馬】電光の自動冠水表示板 県内23カ所で未設置(東京新聞)
道路のいわゆるアンダーパス部分は、周囲より低く掘り下げる形で交差対象を避けるため、水が流れ込みやすく、豪雨時には冠水することも珍しくない。 国土交通省の呼びかけで、各県ごとにアンダーパス冠水危険個所はリスト化され整理されており(地図化されているケースも多い)、看板や表示板でドライバーに注意を促している。 それでも先日愛知県で冠水したアンダーパスで車が水没し、運転していた女性が死亡する事故が発生した。 その時、設置されていた表示板は故障していたという。 大雨の際は道路管理者側で(雨量などで)規制をかけることもあるが、局地的な集中豪雨などのように、道路管理者が予測・把握が困難なケースもあるのだという。 近年ではアンダーパスにセンサーを設置して冠水を監視するような仕組みも増えつつある。 いわゆるIoTが力を発揮する分野でもある。 静岡市では、センサーの情報をリアルタイムオープンデータとして公開を始めている。 これにより、例えばカーナビでリアルタイムにセンサーの情報を知るようなことも可能になる。 現地に行って表示板で確認する以前に、事前に危険が分かっていれば、そのルートを回避することもできるわけだ。 しかし全国のすべてのアンダーパスでこうした対応が可能になるにはまだまだ時間がかかる。 大事なことは、ドライバー自身がアンダーパスのような周囲より低い場所は大量の雨が降れば水が流れ込む可能性があるというリスクをきちんと認識することだろう。 もちろん、渋滞中に集中豪雨が来て、動けずに浸水するような例もある。 自分の知人も(アンダーパスではないが)一度冠水で廃車の憂き目を見ており、その際のことを「あっという間に水かさが増えた」と話した。 いざとなれば躊躇せずに脱出することも選択肢としては考えなければならないということだろう。 解決策は大雨が降れば周囲より低い場所に水が流れ込むことをしっかりと認識して、アンダーパス冠水危険個所がどこにあるかという情報を事前に把握しつつ、危険を回避することしかない。 その上でセンサーや表示板、あるいはオープンデータによるカーナビへの通知などといった具体的な対策が入ってくることが理想ではある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.10.03 01:06:43
コメント(0) | コメントを書く
[災害・防災] カテゴリの最新記事
|