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カテゴリ:地図
母校の駒澤大学で平成28年度地理学科第2回公開講演会に呼んで頂き、「G空間時代の地図の役割」という演題で話をさせて頂いた。
この日は2年生必修の「地図学」の特別講義という位置づけで、それらしい話ができるのは甚だ不安な中(しかも前日が雑誌の入稿でこの1週間が詰んだ状態だったので)、学生さんだけでなく、先生方や学外から集まって頂いた方にも聞いて頂き感謝です。 人前で話す機会はそれなりにはあるものの、大学での講義、それも1時間半の尺で地図学の話というのは初めて。 最初に地図の概念的な話から真位置と転位、総描などベーシックな技法について紹介した後、近年に見られる地図をとりまく環境の変化、G空間社会を象徴する事例、そしてこれからの地図の役割という流れで話を組み立てた。 最後に自分が現役の頃大学の正門の前にある電話ボックスで幽霊を目撃した経験から「地縛霊は地理空間情報」という話も。 駆け足で広く浅く、ちょっと詰め込み過ぎた感はあるけど、せっかくの機会でもあり、地図業界にいるからこそ見えることをアウトリーチするつもりで。 学生さんは皆さん真面目で、私の拙い話にも熱心にノートを取っている人がたくさんいて、自分の頃と比べると立派だなというのは正直な感想だ。 講義は午前だったので終了後は研究館の地理学科事務室で他の先生方とお昼をご一緒させて頂く。 錚々たる顔ぶれの先生方から色々な話を聞くことができて充実した時間だった。 もちろん、今回は地図業界にいるOBとして呼んで頂いたわけだが、学生の頃は畏れ多くてほとんど近づかなかった研究館に31年の時を隔てて来ていること自体、驚くべき展開ではある。 ともあれ、セッティングして頂いた先生方、紹介頂いた方、聞いて頂いた方皆さまに重ねて感謝です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.10.22 01:45:58
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