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2016.11.13
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カテゴリ:災害・防災
立体的な屋根も 片貝家ノ下遺跡を公開(日テレNEWS)
防災研究上、貴重な発見 片貝家ノ下遺跡、13日一般公開(秋田魁新報)

秋田県埋蔵文化財センターが11月11日、平安時代の建物跡や水田跡が見つかった大館市の「片貝家ノ下遺跡」を研究者や報道関係者らに公開した。

見つかった建物跡は掘立柱建物2棟と竪穴建物跡、竪穴・掘立柱併用建物跡が各1棟で、いずれも屋根や柱、壁板のいずれかが立ったままの状態。
土師器や箸状の木製品なども出土している。

このような立体的な形で発見されたのは、集落が915年に発生した十和田火山の噴火による火山泥流(シラス洪水)にパックされた状態で残っていたためだという。
建物の他、東から北西方向に垂直に交わる土手のような盛り土が見つかっており、近くには水路のようなものも確認されていることから、当時水田があったことが裏付けられるという。

日テレは「火山灰が降り積もったため」、秋田魁新報は弘前大の小岩直人教授のコメントを引用する形で「火山泥流」と若干ニュアンスは違うものの、火山噴火により集落が1100年前の状態でパックされることで保存されていたことは、当地の平安期の暮らしを知る上でも、また十和田火山の噴火を知る上でも大きい。

遺跡は地理院地図で見るとこのあたり
谷筋に位置しており、現在も水田地帯。
北東にある小山(達子森)は国土地理院の「日本の典型地形」によれば石英安山岩からなるモナドノック(残丘。準平原上に一段高く突出した丘陵状の地形。侵食輪廻の終末期にいたるまで侵食から取り残されてそびえる残存地形)。

どんな状態で出土したのか見てみたいが公開は13日のみなので…





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Last updated  2016.11.13 16:59:41
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