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カテゴリ:災害・防災
平成28年度 防災アプリ大賞を決定(国土地理院)
国土地理院と水管理・国土保全局、内閣府は平成28年度防災アプリ大賞を発表した。 防災アプリ大賞は兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科有馬研究室の「ハザードチッカー」が受賞した。 このアプリは現在地あるいは指定地点のハザードの有無と気象防災情報が、同時に文字と記号と警告色で表示される(多言語対応)もので、テキストと記号と色と地図と音声と振動などで危険性と対処方法をすぐに理解できるように示すことから、地図を読めず、ハザードマップの凡例を理解できない人でも避難行動へ繋げることができるのが大きな特徴。 洪水と土砂災害と津波のハザードマップを切り替えて表示することが可能で、最寄りの避難場所・避難所も災害別に〇✕のリストと地図上に記号で表示されるので、表示される標高と合わせて、どこに避難するかの意思決定と実際の避難行動にも有効。 また、自治体の防災ページにもリンクが貼られており、サイトにアクセスするだけですぐに利用できる防災情報ワンストップサービスを実現している点も秀逸だ。 そういえば今年10月の日本災害情報学会第18回学会大会(日本大学文理学部で開催)でも、このアプリに関するポスター発表「ハザードマップの情報品質を高める防災アプリの開発」(田中健一郎氏:博士前期課程2年)がのポスター発表で、若手会員を対象とした優秀ポスター発表に授与される阿部賞を受賞しており、事実上のダブル受賞という点も見逃せない。 簡単に利用できるので普及して欲しいアプリの一つ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.12.10 03:40:48
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