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2017.02.10
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カテゴリ:地図
日本地図共販株式会社 地図・旅行専門の老舗取次業者 自己破産を申請(帝国データバンク)

日本地図共販が2月10日に東京地裁へ自己破産を申請した。
同社は地図とガイドブックを専門に扱う取次会社で、各書店の地図売り場をほぼ仕切る形で展開していた。
国土地理院の地形図の販売において元捌3社(日本地図共販、武揚堂、内外地図)の一角であることはもちろん、民間の各地図会社の帳合も事実上地図共販がほぼ独占する形で営業してきたが、紙地図そのものの不振もあり、業績は低迷していた。
なお、グループ会社であるキョーハンブックス同日自己破産を申請している。

地図共販については、色々と噂はあったので倒産したこと自体には特に驚きはないが、各方面への影響は小さくない。
今回の破産を受けて、インプレスは子会社である山と渓谷社について「債権の取立不能又は取立遅延のおそれに関するお知らせ」を発表している。

小さな地図出版社などで連鎖が出なければいいが。
大手取次に比べて条件が悪い上、支払いがきちんと行われていないというような話もあり、取次企業としての評判は(主として版元サイドには)芳しくなかったことも事実だろう。

今回の債権処理と同時に、今後の地図の販売ルートがどうなっていくのかも気になるところ。





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Last updated  2017.02.11 12:36:26
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