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2017.02.21
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カテゴリ:災害・防災
荒砥沢崩落地 活用策を探る(河北新報)

2008年に発生した岩手・宮城内陸地震の際に荒砥沢ダム上流で大規模な地すべりが発生した。
この荒砥沢崩落地を防災教育に活用するための検討が始まったという記事。

地滑り地形は全国に多く分布しているが、荒砥沢崩落地はその中でも最大級で、分かりやすいとされる。
今後は活用可能区域の特定や崩落地内などへの立ち入りに関する安全基準、フィールド整備のあり方などについて検討が行われる。
土地が安定している場所は他にない。宮城教授は「安全確保をベースにした利活用について検討していく」と述べた。

なかなか面白いアイデア。
ただ、防災教育だけではもったいないとも思う。

それだけ分かりやすい事例なのであれば、地形(形成要因も含めて)としての地すべりにも目を向けたいところ。
全国にはたくさんの地すべり地形があり、人によってさまざまな利用もされていることも事実。
災害だけでなく、地すべりの恩恵についても学んでもらう場になればさらにいいのでは。
その延長線上で防災を考えることが理想ではある。

現象としての地すべりと災害の関係、その結果としてできた地形や景観、さらには人々の暮らしとの関係という形で多くの人に知ってもらうことができれば一番いいし、そうなれば観光資源としても活かすことができるのではないか。





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Last updated  2017.02.22 02:43:04
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