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2017.03.07
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カテゴリ:地図
「南極で地図を広げると…こんなクレイジーなことになるって知ってた?」迷うこと間違いなしの地図(らばQ)

面白い視点。
南極点を中心に地図をつくると全方向が北になってしまうという疑問を投げかけている。

実際に南極点を中心とした地図には一般的な地図のような東西南北はない。
だとすればどちらを上にして描けばいいのか。

世界的に見れば、0度の経線(グリニッジ子午線)が上というケースが多いようだ。
日本極地研究振興会が刊行している「新南極大陸図」もこれにならっている。
ちなみに国土地理院が刊行している「1/1,000万南極大陸図」も同様。

学校等で使用する地図帳では、以前は帝国書院と二宮書店で向きが異なっていたが現在はどうなのだろう。
向きによって大陸の形の印象が違ってくるだけに、案外重要な問題かもしれない。
もし手元に地図帳があるようであれば是非向きを確認してみて欲しい。

ところで国土地理院は毎年観測隊員を派遣して、南極についてさまざまな地理空間情報を整備・提供している
このあたりの資料も参考になる。
現地で測量を行って地図を作成しており、局地的ながらも比較的縮尺の大きい地図も整備されている。

南極の場合そうそうおいそれと行ける場所ではないし、道路や鉄道、あるいは都市のようなインフラの整備がされていない分、地図の主役は地形ということになる。
その地形についても、なかなか想像がつかないというのが現実だろう。

こういう疑問が専門家でなく一般の人から出てくるのはいいことだと思う。





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Last updated  2017.03.08 00:43:00
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