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小水力発電、地域防災に活用 「長泉方式」全国から視察(アットエス)
静岡県長泉町で行われているユニークな取り組みについての記事。 農業用水路に小水力発電設備「ニコニコ水力1号」を設置、災害時に電力会社の送電が止まった場合に携帯式バッテリーに電気を蓄えて被災者に供給する仕組みを運用している。 平時には1キロワット当たり34円で電気を売り、その収益の一部を地域に還元する協定で水利権の課題を解決しており、この方式が注目を集め、県内外から100以上の団体が視察に訪れている。 ニコニコ水力1号は2015年3月に稼働を始めた水車を利用した小水力発電装置で、電力出力は8キロワット、1年間で一般家庭10軒が使う電気量を発電できるという。 場所はどうやらこのあたり。 地理院地図ではここ。 自然エネルギー利用促進協会によれば、小水力発電の他の再生エネルギーと比べたメリットは、 ・昼夜、年間を通じた安定した発電 ・太陽光発電と比較して5~8倍の電力量を確保できる利用率の高さ ・出力変動が少なく、系統安定、電力品質に影響がない ・経済性が高い(ただし地点により異なる) ・未開発の包蔵量が沢山あある ・他の再生可能エネルギーと比較して設置必要面積が圧倒的に小さい 設備面積が小さいということからもわかるように、小規模であることがひとつの強みになっている。 従来の大量生産型経済から世の中が諸々のダウンサイジングへとシフトしていく流れにもフィットする。 日常の主たる電力としては未知数でも、災害時に地域で最低限の電力を確保する目的であれば十分に使えるのではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.04.08 01:33:13
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