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全国の傾斜量区分図(雪崩関連)を公開しました(国土地理院)
登山講習中だった高校生らが巻き込まれ8人が死亡した3月の栃木県那須町のスキー場付近で起きた雪崩事故を受けて、国土地理院が全国の傾斜量区分図(雪崩関連)を緊急に整備し、地理院地図で公開した。 専門家によれば、雪崩は傾斜30度以上で発生しやすく、35度~45度がもっとも危険だという。 全国傾斜量区分図(雪崩関連)は、地形を傾斜角で区分し、雪崩の発生しやすい斜度の場所ほど濃く着色した図となっている。 ただし、この図はあくまでも(いくつかある雪崩の発生要因のうちの一つである)傾斜量を表したものであり、雪崩の危険度そのものを評価したものではない。 着色されている場所で発生した雪崩がその下側の範囲まで到達する可能性があることや、着色されていない傾斜で発生することもある。 とりわけカヤ地、草地、笹地においては緩斜面で発生する可能性があり、着色されていないから安全という意味ではないので注意が必要。 それでも一目で危険な斜度がわかるのは大いに参考になる。 この手の図の公開はさすがに国土地理院ならではの仕事。 雪崩が増えるのはむしろこれからの春山シーズンともいえるだけに、登山の際の雪崩災害防止には十分に活用したい。 <地理院地図より> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.04.15 01:06:53
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