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カテゴリ:災害・防災
防災学習、より身近に 県さぼう遊学館が改装オープン(岐阜新聞)
岐阜県海津市の「岐阜県さぼう遊学館」がリニューアルオープンした。 同施設は土砂災害の減災啓発を目的に1994年の開館したが、今回は「土砂災害に対する避難の重要性や方法について学習する施設」としてのリニューアルされたもの。 リニューアルによりハザードマップを用いた災害図上訓練を行う研修会場を新たに設けたことで、消防機関や自主防災組織など災害対策に関わる専門家にも門戸を広げることになった。 展示についても、3D映像で土砂災害の被害を疑似体験できるコーナーが新設されたほか、土砂災害の記録映像や、県内全域で指定される土砂災害警戒区域と避難経路を示すハザードマップも公開されている。 開館中は出入り自由で展示物を見ることができるほか、事前に予約すれば無料で土砂災害や防災に関する専門家による研修を受講することができる。 また遊学館周辺の「羽根谷だんだん公園」では登録有形文化財に登録された「巨石積えん堤」や、 実際に土石流で山から流れ出てきた石に触れることができる「土石流の広場」などもある。 地図で見るとこのあたり。 海津市というと木曽川、長良川、揖斐川に囲まれて低平な土地というイメージがあるが、岐阜県さぼう遊学館は養老山地の麓、羽根谷が山から低地へ流れ出る場所に位置しており、古くから土石流の多発地帯として知られており、江戸時代から砂防工事が行なわれていた場所でもある。 充実した施設でもあり、防災学習の拠点として活用できれば理想的。 同様に各地で地域の災害特性を生かした施設ができれば一番いいのだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.05.08 00:06:31
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