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ゼンリンの3月期、純利益53%増 データ販売伸びる(日本経済新聞)
ゼンリンが2017年3月期連結決算を発表、純利益が前の期比53%増の24億円と好調を示した。 国内のカーナビゲーション向けデータ販売が伸びていることに加え、自動運転システムに関連する開発案件の受託も寄与した。 ゼンリンといえばPCやスマホを含めた多くのWeb地図のベースデータを提供していることでも知られるが、そちらの利益は必ずしも大きなものではないという。 むしろ同社の最大の強みである全国を網羅する住宅地図データベースにあるのだが、ここに来て自動運転関連事業が注目されている。 自動運転用の高精度3次元地図の分野においては、ゼンリンは独自の研究開発で積み重ねたノウハウで国内シーンをリードする存在になっており、自動走行・安全支援システムの実現に向けての中核要素と位置づけられる、静的情報・準静的情報・準動的情報・動的情報を組み込んだ高精度デジタル地図「ダイナミックマップ」を検討・整備するために関連企業が集まって設立したダイナミックマップ基盤企画株式会社にも参画している他、海外のカンファレンス等へも積極的に参加するなど世界の中でも確かな存在感を示している。 ただしこの分野については激しい国際競争の中にあり、標準化施策等で優位に進める欧米勢との主導権争いは予断を許さない状況でもある。 それでも国内の民間地図で圧倒的な巨人であることは当面ゆるがないだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.05.09 01:50:48
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