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カテゴリ:災害・防災
「大雨警報(浸水害)や洪水警報の危険度分布の提供開始」、及び「大雨・洪水警報や大雨特別警報の改善の延期」について(気象庁報道発表資料)
気象庁は「大雨警報(浸水害)の危険度分布」及び「洪水警報の危険度分布」の提供を7月4日13時に開始する。 なお、大雨・洪水警報及び大雨特別警報の改善については、気象警報等の発表に用いるシステムの改修が必要であり、現在懸念されている梅雨前線及び台風第3号に伴う防災気象情報の提供に万全を期すために7月6日13時に延期することとなった。 警報の危険度分布は、地中に浸み込んで土砂災害を発生させたり、地表面にたまって浸水害をもたらしたり、川が増水することで洪水害を引き起こしたりといった雨水の挙動を模式化し、それぞれの災害リスクの高まりを表す指標としての土壌雨量指数、表面雨量指数、流域雨量指数を用いることで、単純な雨量よりも適切に評価・判断することがで的確な警報発表につなげようというもの。 <気象庁ウェブサイトより> 気象情報や災害情報の提供については、過去の災害の教訓を生かすための改善が続いているが、情報にはさまざまな受け手がいる以上、そこには当然試行錯誤もある。 例え改善であっても、「変える」ということは(それまでの情報のあり方に慣れていれば慣れているほど)一定のリスクも伴うことになる。 だからこそこのタイミングでの実施を延期したともいえるのだが。 重要なのはしっかりと周知をすることだろう。 今回の改善については天気予報等でも解説やコメントが入るだろうが、定着するまで繰り返し周知するしかないのではないか。 せっかくの改善を生かすためにもそこは粘り強くやってほしいところ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.07.03 19:19:28
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