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カテゴリ:災害・防災
震災教訓に自動閉鎖の水門など本格運用 岩手(NHK)
東日本大震災の津波で多くの消防団員が犠牲になったことを教訓に整備された、災害時に自動で閉まる水門などの運用が、岩手県の宮古市と大船渡市の一部で本格的に始まりました。 岩手県では東日本大震災の際に90人の消防団員が犠牲になっているが、そのうち48人が水門閉鎖等に関係していた(消防庁資料)ことがわかっている。 こうした事例を教訓として、津波警報などが出された際に自動で閉鎖する水門や防潮堤の整備が進められてきたが、宮古市や大船渡市の8か所で31日から運用が始まったというもの。 消防団員は多くの場合有志で成り立っており、消防団員であることはもちろん、地域の産業の大事な担い手でもあり、犠牲は地域にとって大きな痛手になった。 水防活動や救助・救難活動などによる犠牲は、本来であれば死なないはずの命が失われたことでもある。 こうした被害を受けて、全国の自治体で消防団のあり方の見直しが行われたと聞く。 独自の時間制限を設けるケースもあれば、水門閉鎖や避難誘導をせず津波後の捜索・復旧活動に役割を絞るような検討がされた地域もある。 犠牲を無駄にしないためにも、今後同じような犠牲が出ないための対策は全国で必要になるが、水門の自動閉鎖は中でももっとも有効な設備投資の一つにといえるのではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.08.01 01:18:11
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