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2017.08.09
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カテゴリ:地図作成
3次元地図作成支援ツール無償公開、大学発ベンチャーのティアフォー(日経テクノロジー)

大学発ベンチャーの「ティアフォー」が自動運転車用の3次元地図作成を支援するツール「Maptools」を無償公開すると発表した。
地図作成技術で提携しているアイサンテクノロジーの協力を得てのもの。
また同社はこれまでに公道実験等で収集してきたLiDARの点群データも無償公開する。
自動運転研究の裾野を広げるのが狙いだという。

3次元地図を作るにはLiDARとカメラ、GPSにより収集した点群データから白線や信号などの地物のベクトルデータに変換する必要があり、業者が数百万円かけて作業していたところを、「Maptools」を使うことで簡単に点群データをつないでベクトルデータに変換することができる。

ツールに加えてデータを公開することにより、データ収集がネックとなって自動運転研究ができなかった研究機関を支援するもの。
なお、ツールやデータの利用には名古屋大学が,長崎大学,産業技術総合研究所などと共同開発したオープンソースの自動運転ソフトウエア「Autoware」が必要になる。

Autowareの普及を狙っての公開というが、ツールもデータも無償とは驚き。
自動運転用の高精度3次元地図の作成は現時点では需要が特定されるため、影響は限定的かもしれない。
それでも今後全国の道路を整備する段になれば、ベクトルデータの作成作業は大きなビジネスになっていく可能性があり、その意味では将来を見据えた囲い込みといえるかもしれないが。





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Last updated  2017.08.10 02:07:44
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