テーマ:ワイン大好き!(30776)
カテゴリ:ブルゴーニュ赤
2005年ヴィンテージを最後に引退した名手ジャッキー・トルショ Jacky Truchot。
現役の頃は知る人ぞ知る、といった感じの生産者だったが、いまや幻の生産者となってしまった。 この生産者のワインを初めて飲んだのは、2003年に1999年物のシャンボール・ミュジニー一級センティ絵 Chambolle-Musigny 1er Cru Les Sentiersだった。 当時のメモを見ると結構気に入ったようなのだが、トルショのワインはネット販売されておらず、販売店も限られていて気軽に行ける場所にはなく、しばらく遠ざかっていた。 その後、2005年を最後に引退するらしいという話を聞いて、2004年物と2005年物は少し買い込んだ。2005年物はACブルは若いうちに飲みきってしまったが、一級畑以上はセラーでずっと寝かせていて、今回ようやく最初の1本を開けることになった。 今回開けたのはモレ・サン・ドニ一級ルショット Morey St.-Denis 1er Cru Ruchots 2005。 開栓直後から魅力全開と言う感じで、単独で飲んでもスルスルと飲んでしまえるようなワインだった。 色調は全体に褪色が見られる薄めのルビー色。香りは少しジャムっぽい赤系果実主体で、いかにも綺麗に熟成したピノ・ノワールの香り。アルコール度数表示は13.2%(普通0.5%刻みで表示されるので、13.2%というのは珍しい)で、程よい濃さだった。 今がピークとは思うが、もう10年ぐらいはピークが続くのじゃないだろうか。 2007年に購入して16年余りセラーでずっと寝かせていたのだけれど、その甲斐あったというもの。素晴らしいワインだった。 キャップシールを剥がすとコルク上面には結構カビが生えていた。 コルクは50mmの長さで質も良い方。状態はあまり良いとは言えず、部分的に最上部までワインの染み込みが見られた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年06月16日 09時09分19秒
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