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いやはや、じゃこ先生が失踪して以来、ポンコチブログ業界も停滞の一途を辿って寂しい限りですが・・・(´・ω・`)ショボーン 微力ながら何とか頑張って盛り上げて逝きましょう・・・ さて、長らく探し求めていたブツを、やっと入手できました。 今回ご紹介します逸品は、こりだ~~~!! 【ダイワ ミニメイトシステム】 (発売年) 1977年 なんだこれは・・と思われた方もいるかも知れませんが、この黒いケースをゴルゴ13の様にゆっくりと開け、中からアーマライトM16を・・・ じゃなかった、5ピースロッドとスピニングリールを取り出し、組み立てる。 完成です! これはかつてアメリカなどで販売されていたパックロッドセットですが、ハードケース入りでケース内にはルアーなどの小物を入れるスペースもあります。旅行などにも持って行けるトラベルパック的な位置付けですかね。非常にコンパクトにまとまってます。安物のパックロッドセットなんかは、よく釣具屋の店頭で売ってますが、これはそんな子供向けのチャチなものとは品質が違います。同梱されているリール名はミニメイトといいます。 【ダイワ ミニメイト】 (製造年) 1976年頃 (ラインキャパ) 2号-80m(2lb-160yds) (重量) 181g (ギアー比) 1:4.4 素晴らしい!このスペックは、文句無しの栄光の極小ぽんこち殿堂入りです。これは、じゃこ先生が所有しているスピンスターミニの輸出仕様モデルで、リール単体でも販売されてた高級機種です。オールドダイワのメードインジャパン品は今でもアメリカで人気が高く、アチラのポンコチスト達も特にこのようなミニマム製品が好きなようです。 ボールベアリングも2個内蔵しており、ゴールドカラーが美しいリールです。ラインキャパの書き方が、ポンドとヤードになってますね。 そしてロッドは、153cmのグラス製でべろべろですが、飾り巻も凝ったレトロテイスト溢れる逸品です。これは韓国製となってます。 そしてケースは Made in USA なんとも可愛らしいタックルシステムですが、この製品のコンセプトを上手に表現している広告がありました。 この広告は1982年頃の米国のものみたいですが、カジキばりにぶら下がっている魚はブルーギルで、釣ったと思しき人の手には極小スピニングタックルが。
Minisystems. They make a Bluegill feel like a Bluefin.
―ミニシステム。それらはブルーギルの感触をブルーフィンのように変える。(かえ?^^;) ブルーフィンとはブルーフィンツナ、つまりクロマグロのことでしょう。要するに、小さな魚でも小さなタックルで釣ることにより、その釣り味、面白さは大物釣りにも引けを取りまへんで~ということなんでしょう。 これはまさに、釣りキチ三平の中で語られたタナゴ釣りの思想そのものです。 【矢口高雄著 KC釣りキチ三平26巻 『小さなビッグゲームの巻き』より】 アメリカンがこの感覚を持っていたというのは驚きです。いや、ダイワが提唱したんかな?しかし、僕みたいに体力も根性もない人間からすると、後者の釣りのほうが性に合っていますね。あまり身構えなくても、釣りは十分楽しめるということです。 これらのミニタックルは、ダイナミックで豪快な大物釣りが好きそうなアメリカ人の感性にはそぐわない気もしますが、オールインワンなのが簡単でいいのか、これ以外にもミニスピンキャストのセットなど色々なシリーズが存在していて、現在もアメリカでこれらの後継商品が発売され続けているところを見ると、アチラではダイワの定番商品のようです。 このような小型パッケージ商品を作らせたら日本人に勝るものはいないと思いますが、不思議なのは、なんで日本で販売されていないんですかね。一部、国内販売されていたものも存在するようですが、カタログで見た覚えもありませんし、昔からあまり馴染みがありません。釣りという趣味が高じると道具にも拘りが多くなり、間違ってもこのようなメーカーお仕着せのセット商品では満足できないハズですが、高品質に作られていることとワンパッケージでどこでも気軽に持ち歩ける携帯性にやたらと魅力を感じてしまいます。 何とも楽しげなミニタックルセットで夢が広がりますね。 いや~やっぱ、『ダイワ、いいわ~!』 ←このCM憶えてます?
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