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カテゴリ:アメリカ ・ サスペンス
裏窓から覗きをする男を主人公にして恐怖のサスペンスを作り上げた円熟期のヒッチコック。この作品は彼が新たな手法に挑戦し、サスペンスにユーモアを盛り込んだ傑作である。主人公ジェフにジェームズ・スチュアート、モデルで彼の恋人役のリザにグレース・ケリー、殺人犯の男にレイモンド・バー。 ニューヨークのグリニッチ・ヴィレッジに住む報道カメラマン、ジェフは取材中の事故で足を骨折、車椅子の生活を送っている。暇を持余している彼はカメラに望遠レンズを付けて向かいのアパートを覗き見するようになる。リザが現れても覗きに夢中だ。 ある日、病気の妻と暮らすセールスマンの男の部屋から、妻の姿が消えたことに気づく。大きな荷物を部屋から運び出すなど、男の怪しい行動にジェフは男が妻を殺したのではないかと推理、リザも協力して男の身辺を探り始める、ジェフは友人の刑事にも話すが、彼は笑って取り合わない。 しかし、中庭で犬が殺されているのに気づいたジェフは、益々確信を深め・・・・・ 1954年製作 アメリカ・カラー 監督 アルフレッド・ヒッチコック 出演 ジェームズ・スチュアート クレイス・ケリー 裏窓の巨大なセットは、完成までに半年を要したそうだ。グリニッチ・ヴィレッジのアパートの写真が1000枚以上撮影され、写真を参考に設計図を描き、その設計図からセットの立て込み。ステーシ一杯にアパートが建てられた。30ほど造られた部屋には水道や電気も引かれ、望遠レンズで覗いたときに違和感がないように小道具も全て本物が置かれたという。 映画の冒頭で、このアパートの全貌がワンシーンの長回しで撮られている。 ブログランキング参加中 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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