|
カテゴリ:アメリカ ・ ファンタジー
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いもうしあげます。
今年1本目に取り上げた作品はコレです。いつまでも夢を探す人生でありたいと思います。 納屋の前でジュディ・ガーランドが情感をこめて歌い上げる「虹の彼方に(オーバー・ザ・レインボー)」が印象に残る「オズの魔法使」。この映画は夢の国に思いをはせる農場の少女ドロシーの冒険物語である。 映画の完成までには4人の名監督が関わった。リチャード・ソープでクランクインしたもののプロデューサーと反りが合わず降板、そのピンチヒッターに選ばれたのが、後に「マイ・フェア・レディ」を撮ったジョージ・キューカー。次に選ばれたのがヴィクター・フレミング、だが「風と共に去りぬ」のメガホンを取ることになり、最後に完成させたのは名匠キング・ヴィダーだった。どのシーンを誰が監督したか考えながら見るのも一興だ。 それにしてもこう次々に監督が変更したのでは俳優たちはさぞやりにくかっただろうと思う。 当時としては破格の260万ドルを投入し、難産の末に完成したが、この映画を成功させたのはなんと言っても当時16歳のジュディ・ガーランドの存在であった。 彼女は3歳で舞台に立ち、13歳でMGMと契約、本作でアカデミー特別賞を得、一躍トップスターの仲間入りを果たした。 カンサス州の農場に暮らすドロシー(ジュディ・ガーランド)は、愛犬トトを連れて家出し、竜巻に巻き込まれ”オズの国”に迷い込む。家への帰り道を知っているというオズの魔法使い(フランク・モーガン)を探す旅に出た彼女は途中で脳みそのない案山子(レイ・ボルジャー)、心のないブリキ男(ジャック・ヘイリー)、臆病なライオンに出会う。 「虹の向こう、そこは青い鳥が飛んでいる。鳥が虹を越えるなら、私だって出来るはず」 一緒に冒険の旅を続けたドロシーたちは、オズの魔法使いの下に辿りつき、それぞれが欲しがっていたものの真実をしることになるが・・・。 「心から求めるものを探すなら、きっとうちの近くにあるんだわ。うちになければ、どこを探してもないのよ。そうでしょ」 子供たちに夢を与えたこの映画は、日本では製作から15年を経て公開され、今も多くの人を魅了している。 1939年 アメリカ・カラー 監督 ヴィクター・フレミング 出演 ジュディ・ガーランド フランク・モーガン ブログランキング参加中 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アメリカ ・ ファンタジー] カテゴリの最新記事
|